Life style

なんでもない普通の日常を綴っています。
お時間のある方はお付き合いください(*^^*)

子供って!

2005-11-14 23:25:12 | 子ども
ラオウの通う幼稚園の同じクラスに障害児がいる。
病名はわからないが、見た印象では「脳性マヒ」のような感じ。
ラオウが「Tちゃん(男の子)っておかしいとよ!5歳なのによだれかけしてると!」
「Tちゃんね、車椅子に乗ってると!でね、5歳なのにハイハイしたりするんよ!」
などと言うたびに、なんと言っていいかわからなかった。
前に「死」について話したときと同じだ・・・難しい・・・
5歳の子に「障害を持った子」のことをどう説明すればいいのか。
「おかしいんじゃないの。ラオウはその子に優しくしてあげてる?」と聞くと、
「うん!いつも遊んだりしてあげようし!」って言うから「そうよ、他のお友達と
同じように優しくしてあげるのよ」としか言えなかった。

でも、何も深く考えることはなかった。難しいと思っているのは大人だけだ。
ラオウは時々、目を輝かせて「Tちゃん、すごいと!○○ができるようになったと!」
と私に報告してくれる。
それは例えば1歳の子でもできるような簡単なことでも、きっとTちゃんにとっては
大きな大きな第一歩に違いない。
そして、それをクラスみんなで見守っている。だからラオウも嬉しいんだろう。
このくらいの年の子って、本当に心が真っ白で穢れがない。
障害を持った子をバカにしたり、からかったり、いじめたりなんてこれっぽっちも
考えてない。
ありのままのTちゃんをありのまま受け止めているんだと思う。
子供ってすごい!私が教えてあげることなんて何もなかった。
逆に私が教えられている気分だ。
この時期にTちゃんといっしょに過ごす時間を持てたことはとてもいいことだと思う。
将来、ラオウが障害を持った人と出会ったときに変に同情したり、冷たい目で見たり
する人間にはならないだろう。
Tちゃんを受け入れた幼稚園にも感謝だ。

今日の夜、私がティッシュで花びらを作ってあげたら、ラオウは「明日S先生(担任)
に持っていく!」と大喜びで大事に棚の上に置いていた。
そして「明日はTちゃんのママが来る日だから、Tちゃんのママにもあげたい!
もう1個作って!」と言われた。
Tちゃんは時々ママがついて幼稚園で1日過ごすらしい。
明日はその日だから、Tちゃんママにティッシュのお花をプレゼントしたいって。
どうかそのままの優しいラオウで育って欲しいと願うばかりだ。