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我が心の俳句とか徒然 〜祖谷馬関〜

「寂しさや須磨に勝ちたる浜の秋」 芭蕉

ユネスコは、盆踊りなどとして伝承されてきた24都府県41件の民俗芸能「風流踊」(ふりゅうおどり)を「無形文化遺産」に登録するよう勧告、モロッコで開かれるユネスコ政府間委員会で、勧告通り登録が正式決定する見通しだそうです。(^。^)

以下、文化庁の資料より引用。

「風流踊」は、華やかな、人目を惹く、という「風流」(ふりゅう)の精神を体現し、衣裳や持ちものに趣向をこらして、歌や笛、太鼓、鉦などに合わせて踊る民俗芸能。
除災や死者供養、豊作祈願、雨乞いなど、安寧な暮らしを願う人々の祈りが込められている。
祭礼や年中行事などの機会に地域の人々が世代を超えて参加する。それぞれの地域の歴史と風土を反映し、多彩な姿で今日まで続く風流踊は、地域の活力の源として大きな役割を果たしている。

41件の対象の中には、京都府の踊りも含まれており、「六斎念仏」「やすらい花」「久多の花笠踊」となっています。(^-^)

このうち、「やすらい花」は、今宮神社で四月に行われる「やすらい祭」の中心行事として有名です。(^_^)

4月第2日曜、今宮神社。
花と共に飛び散る疫神を鎮めるための「やすらい祭」は、「はなしづめ」「鎮花祭」の流れをくむ祭で、別名「やすらい花」ともいい、春の祭のさきがけ。
平安の昔、サクラの散る頃になると疫病が流行したので、疫病退散を願って始まった。
この日氏子たちは花傘を中心に、子鬼、赤と黒の大鬼、囃子方等に扮して、大鬼は鉦や太鼓を打ち鳴らしながら跳びはねるように踊る。
花傘の下に入ると厄除けになるので、皆が競って入り、周りの人々もひとつになって楽しめる。京の三奇祭の一つ。見学自由。

☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

早いもので、「奥の細道」(50句)を辿る旅も、今回を入れて残り3句と相成りました。(^。^)

野ざらし紀行(43句)、鹿島紀行(7句)、笈の小文(53句)、更科紀行(11句)に続くラストの紀行でしたが、終盤を迎えると寂しいものです。(^-^)

さて、気を取り直して、「奥の細道」より、今日の一句とまいりましょう。( ^_^)/~~~

「寂しさや須磨に勝ちたる浜の秋」 芭蕉

月の名所と聞く須磨の浦にも勝るほどの浜とは、いったい何処なのでしょうか?( ; _ ; )/~~~

さっそくネットで調べてみましょう。(^。^)

(解説)
「種の浜に誘引はれて」の前詞があり、八月十六日、敦賀の俳人、玄流(廻船問屋、天屋五郎右衛門)の案内で種の浜に遊んだ折の句である。
「源氏物語」須磨の巻以来寂しさの典型とされる須磨の秋を引き合いに出すこ
とで、種の浜の寂しさに現実感を与えている。

(句意)
光源氏が配流された須磨は淋しい場所として知られるが、ここ種の浜は須磨よりはるかに淋しいことよ。

☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

種の浜、、、須磨の浦を超える風流な浜なんですね!、、、知らなんだー、なんまいだー!、、、チ〜ン( ; _ ; )/~~~

では、馬関より、返句献上申し上げます。

 「風流傘縋る人あり花しづめ」 祖谷馬関

(注)京都・今宮神社の「やすらい祭」(別名/花しづめ、鎮花祭、やすらい花)では、花傘の下に入ると厄除けになるので、皆が競って入り、周りの人々もひとつになって楽しめる。
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