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我が心の俳句とか徒然 〜祖谷馬関〜

ウサギとカメ、日本人の心

新聞の特集に慶応義塾長の「伊藤公平」氏(58)の論説がありました。(^。^)

欧米と日本の大学に対する評価の違いを「ウサギとカメ」のイソップ童話に喩えて論じておられました。(^-^)

それによると、とかく日本人は、
欧米の批判や価値基準で自分たちを評価し、欠点ばかりに目を向けてしまっている、とのこと。( ; _ ; )/~~~

そもそも日本と米国では価値観が大きく異なると指摘した上で、イソップ童話「ウサギとカメ」を持ち出します。٩( ᐛ )و

日本では、昼寝して怠けたウサギに比べ、たゆまずに進んだカメが主役とされ、才能ではなく努力で勝つという話が大方の解釈です。

一方で、米国では、足の速いウサギが、遅いカメになぜ負けたのかという視点で語られます。導かれる教訓は「相手を見くびるな」。つまり、ウサギが主役というのです。

伊藤教授は次のように続けます。

今、日本が追いつこうとする欧米の競争社会は、優秀な「ウサギ」が主役となり、国や経済を引っ張る社会、、、伸びる子は徹底的に伸ばし、格差は気にしません。

企業の従業員は、主役となれる場を求めて転職を繰り返し、成績が悪い場合は解雇されます。世界中の優秀な「ウサギ」が集まる環境整備が優先されます。

競争社会が悪いと言っているわけではありません。ただ、このような価値観が日本になじむのでしょうか。

結局、日本のスタイルは「和をもって貴しとなす」の精神であり、コツコツ努力する「カメ」の姿勢だと感じました。

一歩一歩階段を上り、気がついたら誰よりも高い頂に立っていたという「カメ」的な美学は日本の真骨頂ではないでしょうか。

「ウサギ」が成功モデルとは限らないのです。

☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

日米の大学で学んだ量子コンピューターの博士が言う論点は「なるほど」と参考になりました。(^。^)

馬関としても、もとより、日本人の感性や価値観は独特のものであると信じていましたから、我が意を得たり、と得心した次第です。m(._.)m

「花の散る負けるが勝ちと潔し」 祖谷馬関

(注)花といえば桜。しかし、花と桜は同じ言葉ではない。桜といえば植物であることに重きがおかれるが、花といえば心に映るその華やかな姿に重心が移る。いわば肉眼で見たのが桜、心の目に映るのが花である。
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