「じゃあ最後はラーメンで・・・」と最近みんなに気遣ってもらっているiwaYohです。
先ほどのお店を出て見付けたラーメン屋さんがこちらの宝来。
駐車場の中にポツンとあるなんか情緒と哀愁のある出で立ちがぐっと来ます。
手前にあるカブも良い感じ。
出入り口の風格もタマリマセンねえ。
さて暖簾をくぐると店内はさらにノスタルジックな雰囲気が漂います。
L字になった7席ほどカウンターの向こうはラーメンを作るご主人が寡黙にひたすらラーメンを作っています。
2人から4人掛けのテーブルが3つほど。
私たち3人はその奥の小上がりの座敷に通されました。
壁にはなぜかマッチ箱が大量に飾られた壁があります。
それにしても店内は、結構強い豚骨臭。
これは下処理とかしてない生の豚骨をワリと短時間煮たときの匂いですね。
獣臭いすごい匂いなんですけど、個人的にはなんか悪くないというか、なんだか説明し辛いですが、悪くない気分です。
「匂い」というのは「記憶」とセットになっていることが多く、以前にもこういったシチュエーションで美味しいラーメンを食べた、という記憶がよみがえるのかもしれません。
お座敷のテーブルの上には割り箸と胡椒と、餃子のタレとラー油と・・・???
たくあん・・・おばちゃんがこれを置いてくれました。
そういえば以前に宮崎に来たときもそうでしたが、昔からのラーメン屋さんはラーメンの前にこういった突き出し的な何かを出してくれます。
そのおばちゃんは「三つね?」と言って帰っていきました。
3人して完全に酔っ払いなので「???」と思いつつも受け流し。
とりあえずその後、餃子1人前と焼酎のお湯割り3つを発注。
この餃子とつまみつつ、焼酎を呑んでいると・・・
餃子が出てきて・・・その後
やってきました。
三つ。
三つってラーメンのことだったのね?
なんたるオートメーションオーダー・・・っていうか、もうちょっと説明してもらいたいもんだと云々・・・。
メニューを見ると、ラーメンのほかにも、チャーシューメンとか玉子ラーメンとかあるんですが・・・。
この辺頼むときは・・・っていうか「三つね?」の時に言えばいいのか?
なんとなく納得いかないものもありますが、これはこれでいいでしょう。
なんせこちら立派な酔っ払い3人ですから。
それにしても強烈な豚骨臭。乳化した白濁のインパクトですが、脂はさほど浮いておらず、スープは思ったよりもあっさりしてます。
チャーシューは小さめの巻きチャーシューが2枚。
もやしはさっと茹でただけなので、ほとんど生に近い状態です。
そして麺。これが太い!
九州系のラーメンてどこでも「豚骨」で「細麺」という久留米ラーメンを原型にしたその亜流のラーメン、っていうのが定説だと思ってましたけど、この麺はどちらかというとちゃんぽんとかに近い。
しかし、さすがにちょっと豚骨の風味がキツメですねえ。
ちょっとだけこの風味を抑えたいところ・・・。
そこでこのしょうゆ漬けにんにくの登場!
これをちょろっと流しいれてみます。
これは効く!にんにくの風味はさほどではないのですが、豚骨の風味がやわらかくなってコクが残ります。
熊本ラーメンで強烈な豚骨にマー油と呼ばれる焦がしにんにくの油を浮かべますが、その効果に近いものかもしれません。
個人的な感想として全面的に美味しいと言えるラーメンでは、残念ながらありませんでしたが、地域に密着した。味のあるラーメンだし、何度か訪問したらもしかしたら通ってしまうかもしれないインパクトのあるラーメンでした。
口蹄疫、鳥インフルエンザと不幸なことが続いている宮崎県ですが、活気ある街を見て、また地鶏、宮崎牛を味わって、上辺だけかもしれませんが、宮崎を少しだけ知ることが出来ました。
本当に美味しいものがたくさんある良いところです。
先ほどお店に対して「ごちそうさま」と書きましたが、宮崎県で私たちを迎え入れてくれた方々全員に以下の言葉を贈ろうと思います。
ごちそうさまでした。
おせわになりました。
ありがとうございました。
ではでは
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