最近けっこうちゃんと更新してるiwaYohです。
麺創研かなで改は京王線の府中駅近くにある新鋭の名店。
ラーメンの各ガイドブックでは必ず目にする他、テレビの取材も多い人気店です。
こちらの店長、にゃみ氏とはラーメン自作オフなどで交流がありまして「いつか行かねば」と思っていたのですが、いつの間にか時間が経ってしまい、今更ながらの訪問です。
にゃみ氏はもともと会社員だったのですが、ラーメン好きが講じてラーメンを自宅で作るようになり、ラーメントライアウトという一般に人も参加できるラーメン作りのコンテストでプロをも凌いで準優勝した程。
それを機に開業に踏み切ったわけですが、実は自作時代から店長の運営してるサイトにはお世話になっていました。
その後知り合いになるとはその頃には夢にも思いませんでしたが・・・。
などと思いを馳せつつ店前に到着してとりあえず行列に並びます。
正直こういう店長が知人というお店に訪問するのは初めて。
これがいつもの調子なら単なる「客」として、「いらっしゃませ」って言われて「写真とっていいですか?」って聞いて、食べてから「ごちそうさま」って出てくれば良いんですけど、あまり店長になれなれしくしてはいけないし、でも全く他人行儀なのもどうかと・・・。
なんて思ってたら、行列の確認に来たにゃみ氏とバッタリ。
っていうか当たり前なんですけど、ちょっとテレ気味に会釈して「ドモッ」ってご挨拶。
全くノンアポで来たのであちらもちょっとビックリな様子。
実はこの前にお子様連れの先客さんがいて時間がかかっていたので心配で外に出てきたみたいです。
こういうときにやっぱりイライラしちゃうもんなんでしょうけど、でも子連れラーメンを時々やるものにとっては、いろいろ気を使ってもらえるというのはありがたいものです。
なんて思いながら待ちつついろいろ心の準備をしていきます。
ちなみに人の話によるとこの行列と待ち時間ならこちらのお店だと早い方でして、ラッキーな時間帯だったようです。
というわけでしばし待っての入店。
ベーシックメニューの煮干らーめん・・・と思ったんですけど、ここは豚と鶏の2種類のチャーシューと名古屋コーチンの味玉が乗るかなで煮干らーめんにしました。
なに?「お前いつもと違うじゃねえか?」だってさあ、チャーシューが2種類あるって言ったら両方食べたいしさあ、味玉が名古屋コーチンの卵だよ!コーチン!
というわけでその食券を買って着席。
「おねがいします」とにゃみ氏に言うと「そんなでも無いですよ」と謙遜と照れ笑い。まあこちらもテレ気味なんですけどね。
効率よく必要なものが配置されたカウンター。
箸は写真の下側にある箸箱に収まっています。
そして箸は麺類を食べやすいように筋の入ったいわゆるラーメン箸。
「このカウンターは絶対店長の食べ手としての経験が生きている!」
と思いました。
そしてカウンターの向こうには鶏がらがたっぷり詰まった寸胴が!
スープは小鍋に取り煮干を入れて煮立たせる正に表題どおりの追い煮干。
しばらくして「どうぞ」と出てきた一杯!
綺麗!というのが見た目の第一印象。
豚のチャーシューが2枚に鶏チャーシューが1枚、その脇には穂先メンマ、奥には期待の名古屋コーチンの味玉、そしてセンターには長ねぎと散らされた青ねぎ。
追い煮干のおかげで香りが立つスープ。煮干の風味って飛びやすいんですよね。
だからって仕込みの段階で煮干を使いすぎると煮干ばっかりのスープになってしまうし、だからスープの土台としての煮干、角を立てるための追い煮干という風に感じました。
麺を持ち上げると、今後は煮干と違う別の芳香が。これは麺の小麦粉の香りです。
この麺に使われている小麦粉は北海道で作られている国産小麦粉「春よ恋」
ここまで小麦粉自体が香るラーメンは初めてです。
舌触りは非常に滑らか、もしかしたらカタ麺好きの人にはちょっと敬遠されてしまうかもしれませんが、実際製麺してみるとこういう麺は作れないんだぞ!
逆に硬くてガシガシした麺っていう方が作るの簡単だったりします。
話は具の方に移って、まずは肉の食感を残した歯ごたえのある豚チャーシュー。それとは対比的に絶妙の火加減で柔らかさを残した鶏チャーシュー。
穂先メンマは優しいけれどシャキッとしていてメンマとしての高級感を感じます。
そして名古屋コーチンの味玉・・・黄身の味の濃さがスゴイ。味玉とはいえスープや麺を邪魔しない程度の軽い味付け、っていうか具材すべてが手が込んでいるのですが、それは最終的に麺とスープを引き立たせる為に邪魔しない味付け。
ラーメンが出てくるまでは、上記のような理由で、ちょっと気恥ずかしいというかそんな感じでしたが、実際ラーメンが出てくると、最後の最後まで真剣にラーメンと向かい合っていました。
う~~ん美味しかった。
これは「ウマイ」とかではなく「美味しい」という表現がぴったりだと思いました。
また来たい・・・来たい・・・でも次回は・・・
こちらの「かなで改」のお向かいには辛いラーメンを売りにした「かなで紅(くれない)」がありまして、こちらも同じくらい行列の出来る美味しいと評判のお店!
次回は紅かな?・・・でも限定メニューもあるしなあ・・・。
悩みは尽きない府中の名店なのです。
ごちそうさまでした。
ではでは
【Webサイト】
【ラーメンデータベース】
【地図】東京都府中市宮町1-3-10
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