どもども、流浪のブログ岩風呂のiwaYohです。
今日はとても貴重な体験をしてきたので、それをこちらの記事にしてみたいと思います。
かつてラーメン二郎三田本店には「鍋」というシステムがありました。
この「鍋」。
大行列の表ではなく、裏口に鍋を持参します。
その鍋を預けると行列に関係なくその鍋でラーメンを作ってもらえテイクアウトが出来るというシステムです。
料金的には大体1000円くらいから500円刻みが普通な様です。
もともと三田本店の親父さんと交流がある慶応大学の学生向けのサービスでした。
鍋を持ち帰って部室とかで食べるわけですね。
しかし、折りしも世の中はラーメン二郎及びそれを模したお店が一躍大ブーム。
自分も含めですが、入店を待つ行列は更に長くなりました。
それに加えてこの「鍋」を体験したいという人も増えてしまい、残念なことに1年ほど「鍋」というシステムは無くなってしまいました。
念のためですが、鍋二郎はラーメン二郎の三田本店以外のお店では数店舗やっているところがあるようです。
「「鍋二郎」を体験してみたい!」
でも徒歩圏内に鍋やっているラーメン二郎なんてないしなあ・・・・と悶々としていたある日、知人から「鍋二郎を食べられるお店がある」という情報が!
こちらのお店、外見的には普通の和食の大衆的な割烹に見えますが・・・っていうかそういうお店なのですが、特別な裏メニューとして「鍋二郎」をやっているのです。
なんでもご主人がラーメン二郎の大ファンで何度も通った挙句、実はラーメン二郎の厨房にも立ったことがあるそう。
ただ、こちらのお店の趣旨に全く合わないもの。
なのでこのお店の「鍋二郎」は常連というか、ご主人の極趣味としての提供ということになっています。
頼む条件は三つ
1.お店の常連さんであること
2.要予約でお座敷利用
3.鍋持参
この三つです。
先の「鍋中止」の報を聞いたご主人は「それなら」と、裏メニューとして一部の二郎フリークの常連さんに対するサービスとしてはじめたらしいです。
ぶっちゃけ私はこちらの常連ではないのですが、嫁のツテでご主人とちょっと知り合いになりまして、「1」の条件をすっ飛ばして「お願いします!」と頼み込み今回の取材となりました。
とはいえ流石に鍋二郎を一人で食べに行くのは流石に無謀なので、本日はラーメン自作仲間のたけあき氏、仕事仲間のリチャード氏、K原氏、そして私の4人でやってきました。
もちろん鍋持参!
お店前の雰囲気からは二郎が食べられるとは思えない、小奇麗な店内・・・正直この時点で本当に二郎が出てくるのか不安ではあります。
そういった条件が重なっているので、こそこそと入店。小声で「予約したiwaYoh(本名)です」と告げました。
すると気さくそうな女将さんが「どうぞ」と言ってお座敷に通されました。
いきなり鍋二郎という手もありますが、本日の趣向としましては、まずお店の料理を楽しんで、その後締めとして鍋二郎を頼む!というこのお店ならではの楽しみ方をしたいと思います。
なので、事前に
「それなりに4人前の料理をお任せでお願いします」
とお願いしてあります。
こちらはお通し
左からうるいの酢味噌がけ、鰹のづけ、そして菜の花の辛し和え。
なんか洒落てますねえ。
ともう一品、しったか(巻貝)の醤油煮。
とこれを囲んでまずかんぱ~~い!
・・・4人と書いたのに手が足りない?そうですK原氏はこのとき仕事が伸びてしまい遅れていたのです。
だからこの時点では3名さま。
いや~ビール美味いっすねえ。
お次はお刺身の五種盛り。奥から時計回りに蛸、目鉢鮪、かんぱち、真鯖、鯛です。
特に蛸は貴重な東京湾産だそう。鯖は特製の胡麻だれでいただきます。北九州辺りで出る胡麻鯖風ですね。
んでこちらが牛ヒレ肉の味噌漬け。
表面はカリッと中はジューシーで絶妙な焼き加減。
自分はこの辺でビールから焼酎に移行。
なんていっているところにとどめの馬刺し三種盛り!
例によって奥から時計回りで赤身のもも、こうね(たてがみ)、そして牛豚でいうとばらに当たるふたごえ。
ももはニンニクをたっぷりつけて、こうねはたてがみのところの筋と脂肪のところでして、見た目脂の固まり見たく見えますが、筋の歯ごたえと適度なこってり感が楽しめます。
ももと合わせて食べるのもオススメ!
ふたごえはそのどちらとも違う食感の鮪のとろに似た食感!
焼酎がグイグイ進んでしまいます。
・・・ところで
・・・忘れてませんか
・・・これが鍋二郎の会だということを
忘れてた人! 手を上げてください。
ハイ(オレ)
そうです!ここで鍋二郎登場なのです!
っていうか、この馬刺しを「美味い美味い」食べてるときに女将さんが来て「そろそろ作りますか?」って聞いていったんですよね。
けっこう盛り上がっていてすっかりではありませんが、ちょっと鍋二郎が遠くに行っておりました。
ごめん・・・。
ちなみにニンニクコールは特に無しというかこの時に女将さんが「ニンニクはいかがいたしますか?」って聞かれました。
これが二郎的感覚だったら反射的に「ヤサイニンニク」って言うんですけど、なんか酔っ払いモードになっていたのでついつい「あ・・・じゃあ・・・お願いします」ってなんか素人っぽくなってしまいました。
そして待つこと10分ほど・・・。
目の前に登場する鍋二郎!
脂水のスープ!ぶっとい麺!たっぷりのヤサイ!盛られたニンニク!そして豚はほぼ丸々一本が入っています。
別アングルからもう一枚。
割烹のお座敷のテーブルの真ん中にドデンと鍋二郎・・・・立ち昇る二郎の芳香。
まさかこういったシチュエーションで二郎を食べる日が・・・憧れの鍋二郎が目の前に!
じゃあ、代表しまして謹んで天地返しを・・・ってこの時の写真撮り忘れてますねえ。
後は小鉢に取り分けて食べるだけ!
二郎だ・・・見た目、味、共にしっかり二郎しています!
基本的に二郎に行くときには大体昼ですから、そのときは空腹状態&ノンアルコール状態。
ところが今回はアルコール摂取&けっこう肴も食べた後ということで、実際これってどうなんだろ?って思ってました。
ただ、実際食べてみるとあっという間に
この状態。
二郎として考えれば大の2杯分くらいなので、確かに4人で食べるには結構ちょうどいい量なのかも。
さて最終目的も達成して、お店を出るときにご主人とちょっと話が出来ました。
まず、スープが少しあっさり目だった気がした旨を伝えると、
「一通り一杯やった最後の締めとしてなので、多少加減しました」
とのこと。
「鍋二郎だけ食べに来る人達がいればもう少しこってり目に作ります」
と言われました。
ただなあ・・・このお店でこの料理食べないで鍋二郎だけってのも寂しい気が・・・
ちなみに、醤油はこれ用わざわざ二郎専用といわれるカネシ醤油を仕入れているとのこと、ただし、二郎専用醤油ではない、いわゆる紫ラベルと呼ばれるものですね。
このあとご主人が呼ばれてしまって忙しそうだったので、入手ルートまでは聞くことができませんでした。残念。
割烹料理&鍋二郎のコンボが楽しめるお店ではありますが、あくまでこれは常連さんへのサービスとしての裏メニュー。
二郎本家の様に鍋が横行してしまってはお店に迷惑なので、ご主人とお店の為にも店名などは伏せさせていただきます。
ご主人、女将さんありがとうございました。
そして
ごちそうさまでした。
ではでは
<この記事はエイプリルフールのために作ったウソの記事です>
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