れもん&みるく

徒然日記

岩手県の今(2013年7月)・4

2013年07月19日 06時46分02秒 | ひとりごと
東北支援ボランティアバスで岩手県に2日間滞在

たった2日、岩手にいただけで
被災地を語るな!とお叱りを受けるかもしれません。

今回訪問させていただいたのは
陸前高田市~釜石市~大槌町という
被災地のごく一部

陸前高田市には
たくさんの重機が入っていました。

昨年のボランティアに参加された方は
瓦礫がかなりなくなっているとおっしゃられていました。

陸前高田市は震災2年を機に
被害にあった公共施設を全部撤去したので
語り部の方は被害を目で見て
実感してもらうことが難しくなってきたと
おっしゃられていました。

釜石市鵜住居地区にあった
鵜住居防災センターも8月に取り壊されます。
あの祭壇はただの祭壇ではないと思います。
亡くなった保育園児たちの
ご家族の拠り所になっていると思います。
でも前に進むためには取り壊しは必要なのでしょう。

瓦礫の撤去は
震災前漁業に従事していた方々の
今の仕事です。瓦礫がなくなり
本格的な土木作業が始まると
その方たちの仕事はなくなります。

復興住宅が建ち始め
もうすぐ第1期の入居が始まるそうです。

その家賃は5万~13万とのこと。

でも安定した収入のない被災者に
払える金額ではないと・・・

仮設住宅は当初2年だけということでしたが
4年に伸びたそうです。

土を盛って復興住宅を建てるために整備しています。

その土の入手も業者任せ
数メートル盛った宅地に家を建て
今後また津波に襲われた時の強度・・・
被害にあった時の保障・・・

デメリットが大きすぎて
宅地造成事業の入札をしても
入札をしてくれる業者がいないと・・・

大槌町では
毎月40人~50人の方が
町から流出されているそうです。
このままでは数年後
町から村になってしまうと
危惧されていました。

まだまだなんです。
進んでいないのです。

震災後にこちらに
移り住んでボランティア活動をしているという方々
夏休みを利用して1ヶ月滞在すると言う大学生
頭が下がります。

私なんて2日間だけで
ボランティアした気になっている・・・



月命日の後だったのでお花が供えられています。
これが今の岩手県です。









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