れもん&みるく

徒然日記

岩手県の今(2013年7月)

2013年07月16日 06時47分56秒 | ひとりごと
東日本大震災から2年と4か月
「東北支援ボランティアバス」で岩手に行くと言うと
「まだボランティアいるの?」と言われました。

東北支援ボランティアバスのチラシをいただいたのが
震災から2年経った今年の3月
いただいたとき正直私もそんな風に感じました。

7月12日~15日
1泊4日(車中2泊)で行ってきました。

51人のボランティアとスタッフ5名
出発式でリーダーから
「頑張らない」
「微力は無力ではない」
「見て聞いて感じて語る」と

ボランティア活動をして役に立って帰ってこようと
思ってガチガチになっていたので
少し気分が楽になりました。

7月12日 PM6時30分出発
1200キロ14時間バスで移動

2台のバスに分かれて
1号車26名+スタッフ3名 
2号車25名+スタッフ2名で別行動です。

私は2号車の大槌町方面組です。

高速道路に入るとマイクがまわってきて
一人ずつ自己紹介

78歳女性~中学2年生の女の子まで
被災地に対する思い
ボランティア活動の意気込み
皆さん志が高い!

7月13日 AM8時30分着 雨です。

午前中は大槌町の側溝に貯まった泥をかきだす作業の
予定でしたが雨で中止となり
語り部の方と陸前高田市をまわることになりました。



「奇跡の一本松」で有名な高田松原
7万本あった松が流され奇跡的に残った1本も枯れて
人工的に処理をして
モニュメントとして先日建てられました。



高田松原・道の駅
がれきの中にリラックマのぬいぐるみ
どうやって入ったかわからない松の木

この地区は13.7mの津波が襲いました。

13.7mって・・・



ガソリンスタンドの看板がめくれています。
その高さが13.7mです。

その高さは
避難所とされていた体育館と
体育館に避難されていた方々も
のみこみました。

そしてこの地域にはいった
第一報は
『3mの津波がきます』という警報

そのために高台へ逃げる人が少なかった。

被害が大きくなった原因だと・・・



高台に登りました。
フェンスが津波で倒れています。

木のくいが刺さっていて
赤いマークが津波到達点です。

一面野原にしか見えない
ここに街があったとは想像できない。

高速道路で見ていた山間部の景色は
広大な田園風景でした。

なので陸前高田市に着いたときは
まだ切り替えができていなくて
目の前に広がる雑草の野原が
全部家が流された跡だと
思えなかったのです。

昨年参加されたメンバーは
がれきの山は片づけられているけれど
1年たってもほとんど変わっていなくて
そのことがショックだとおっしゃられていました。

午後は釜石~大槌町へ





コメント
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