北京の春節の初日の出です。
春節から北京の天気は毎日が晴天です(昼間)。
昨日までは特に車も少なく、気持ちいい日が続きました。
日本でもお盆休みには、特に空がきれいなんですよねぇ~。
それは、工場とかがお休みになるからじゃないかなぁ~って思っていたんですが・・・。
北京でも、春節休みの間の天気がいいのは・・・関係がありそうですね。
ただ今、北京では大気汚染が深刻な問題になっています。
昨年の11月以降は特に、北京市内はスモッグで空が見えない日が続きました。
外に出れば深呼吸なんて到底できないくらいに空気が悪いのもわかりました。
在中国の日本大使館のホームページでも大気汚染のことについては記載されています。
少しだけ抜粋しますと・・・
1、北京の大気汚染の概況
○ 北京市内の大気汚染状況は、当局の発表によれば12年連続で改善とされていますが、依然として深刻な状況が継続し、最近大気の滞留しやすい自然条件も加わり、特に深刻な汚染が多発しています。
○ 現在、特に問題となっているのは「粒子状物質」です。北京市の粒子状物質(PM10:直径10ミクロン以下)の年平均値は0.121 mg/m3(2009年及び2010年)で、中国の環境基準(年平均値0.10mg/m3)を超過。東京都(一般排ガス測定局0.022mg/m3、自動車排ガス測定局0.026mg/m3(2009年)と比較すると約5倍のレベルです。
○ PM2.5(直径2.5ミクロン以下)については、中国では、未だ環境基準が設定されておらず、観測も十分に行われていません。
※PM2.5について現時点で入手できるのは、北京の米国大使館が毎日1時間毎に発表するデータのみ。
2、粒子状物質(PM10、PM2.5)の健康影響
○ 粒子状物質には、工場のばい煙、自動車の排気ガスなどの人為由来、黄砂、森林火災など自然由来のものがあります。また、粒子として排出される一次粒子とガス状物質が大気中で粒子化する二次生成粒子があります。
○ PM10(直径10ミクロン以下)、さらにはPM2.5(直径2.5ミクロン以下)と、粒子の直径が小さくなるほど、肺の奥、さらには血管へと侵入し易くなり、濃度上昇に従い、ぜんそく・気管支炎、肺や心臓の疾患による受診・入院数が増加、さらには肺がん・循環器系疾患による死亡リスクが増加します。
○ 肺・心臓に疾患のある方、高齢者や子供は、健康な成人と比べて大気汚染に対してより高いリスクを有します。
○ また、屋外で運動を行う際は、通常よりも速く深い呼吸を行うため、より多くの粒子が体内に吸収され、健康影響を及ぼすおそれがあります。
ちなみに、春節期間中はお昼間よりも夜の方が、大気汚染はすごくひどくなっています。
22日の大晦日の夜中は、危険数値をはるかに超えていました。
原因は・・・・花火と爆竹の煙や燃えカスだと思いますが。。。
北京市内の男性の死亡原因の第一位は肺がんだそうです。
早目の対策をお願いしたいと思います。
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