二曲屏風はそれぞれの組子に古紙を何枚も貼り合わせて屏風に仕立てた台紙表面に花々を書いた扇面とKの俳句を書いた短冊を配置しました。
俳句は 人生は選択なりき七変化 と人生は心意気なり秋の空です。
奈良の大仏さんをイメージした創作表装は 極彩色の幕から強くも優しい眼差しで世の中を見通し国家国民の安泰を祈願する大仏を平和の象徴に据えました。
大仏さんに見守られて鹿の親子がひねもす楽しげに遊ぶ光景は世界平和を希求する私たちの投影でもあります。
13回表装展(ひょうほえてん) ひょうほえ賞受賞
カメラ散歩 大 阪 天 満 宮 の 梅 ま つ り
大阪天満宮では梅まつりのイベントとして中国水墨画のデモンストレーションが毎年行われています。
本殿正面いっぱいに設えられた大きな白紙に向い太い筆が、中国王朝の物語のナレーションと胡弓の演奏にのって
時に激しく、時に軽やかに走り躍りやがて画面は満開の花をつけた梅の樹が描かれていた。
水 墨 画 の 完 成
また境内の盆梅と刀剣展では数々の盆梅と由緒ある刀剣が鑑賞できました。
本殿と回廊で囲まれた空間には、紅白の梅咲き誇っておりカメラマンの集中砲火を浴びていました。
ふと、本殿からの渡り廊下を見上げると微笑ましい光景を目にしました。挙式を終えたのでしょうか。 純白の花嫁衣装に綿帽子の新婦と羽織り袴の新郎が寄り添ってにこやかに手を振っていました。
これからの人生行路が幸せでありますように!
天神さんといえば学問の神様。受験期の最中、ところ狭しと合格祈念のお札が重なり合って掛けられていました。
多数の祈願の札にまじって合格御礼の札が目につきましたがどんな嬉しい気持ちで掛けたのでしょうか!
晴天に恵まれた天満宮で色んな人生模様を垣間見たひと日でした。感謝!!
年賀状平成31年亥年
新年おめでとうございます
今年もよろしくお願いします。
歳をとるほど一年が早く感じられます。きっちりするのが得意だったのですが最近はまあいいかぁと何事も
アバウトになってきました。
やることがゆっくりで根気が続かずいままでのように粘りがきかなくなりました。
忘れることが多くなってこまめにメモを付けるように心がけています。
誰もがそうおっしゃるけれど歳のせいにしてしまいがちですが今年は年に甘えず頑張りたいと思います。
今春京都でひょうほえ展がありますが出品作を楽しく考えています。
カメラ散歩
太陽の塔展覧会(あべのハルカス美術館)
1970年の大阪万博時には宝塚に住んでいたので小さな子供たちを連れて何度も見に行きました。
天高くそびえる太陽の塔は万博の象徴ですが塔の内部がどうなっているか知りませんでした。
今回約半世紀ぶりに内部が修復されて一般公開されたのを記念しての展覧会に訪れました。
人類誕生以前の進化の過程と将来を見据えた命の尊さの叫びが伝わってくるような迫力ある造形の
世界にひたって時間が止まった感がありました。芸術は爆発だ!の名言を具現化した
奇才・岡本太郎氏の偉大さを改めて実感しました。
人間とは如何? 生命の成り立ちは? など深く真剣に考えさせられました。
地 底 の 太 陽
太陽の塔を一心不乱に刻む芸術家の石膏模型は太郎氏の活動ぶりを髣髴とさせるものがありました。
とても見ごたえのある感動の展覧会でした。
梅雨時の仕事
庭に白加賀の梅の木が一本あります。何年か前に私が植えたのが大きくなって毎年大粒の梅が取れるようになりました。
無農薬で安心ですが木は年々大きくなって梅を取るのが大変です。
今年は14KGと最近にない豊作で たくさん取れました。
梅は半分以上人に差し上げ残りを梅仕事にしました。
へたを竹串で取り除き焼酎を手でまぶした梅を熱湯消毒した容器に梅と塩、氷砂糖を交互に重ねて入れた上に中蓋と重しを置き容器を蓋して冷暗所に保管した後、いろんな工程を経て4㎏の梅干しが出来上がりました。
赤梅酢(赤紫蘇を入れた)と白梅酢に両方で漬けました。甘酢は胡瓜もみやしらすの酢の物作りに重宝しています。
この時期は新生姜やらっきょが出回り新生姜漬けやらっきょ漬けも楽しんでいます。
新生姜は5kgとらっきょは3kg漬けました。毎日の食卓が楽しみです。
毎日平凡ながら健康で明るく過ごせたら何よりと手作りで日々努力しています。
コンサート会場・ホール入場口の設え
DMG MORI やまと郡山城ホール 郡 山 城
開演前のホールロビーでは楽団員よる演奏がムードを醸し出していた。
古都奈良の城下町で催された ならピ!第6回音楽会を観賞しました。
ジャンルの違う演奏者が郡山城を眺めるやまと郡山城ホールで競演し時の経つのも忘れました。
出演者 ピアノ:西村由紀江、小林愛実 中國古箏:伍芳 ピアノ弾き語り:大塚 愛
弦楽:ならピ♪オーケストラ 指揮:金丸克己
毎日放送の福島暢啓、豊崎由里絵 各アナウンサーの明朗な司会で各演奏者とのトークをまじえて
円滑に進行したユニークな音楽会は音響効果に定評のある会場での初夏の夕べを満喫しました。
閉演後のホールの上にはお月さまがひょっこりと夕空に顔を出していました。
煎茶手前
友人の煎茶の先生の所にまたお招きいただきました。
お点前は生徒さんがしてくださいました。
小川流のお手前で美味しいお菓子と甘い御煎茶の一滴が美味しい事。
静かな席に至福の時が流れます。
何度御呼ばれしても嬉しい経験です。
文人墨客の楽しみ。なんて日本文化の素晴らしい事。
お点前の生徒さんはお琴を最近またはじめられたとか。私の廻りには趣味が豊富なかたが多くおられます。
書道、香道、華道と忘れ去られないように日本文化を継承してゆきたいものです。
年賀状 2018年 (平成30年)戌どし
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願い申し上げます
無事新年を迎えることが出来 感謝 感謝。
春から三人の孫娘が大学生になり嬉しい限りです。
今年は長い間に溜まった表装の裂地の活用も考えて創作表具に前向きに取り組んで行こうと思います。
霊峰富士に鶴
中國水墨画も再び出品し入賞。こらからも貪欲に絵も楽しもう。
友人たちも明日のわが身が分からない年齢になって 残された人生を悔いのないように無理せず
生きて行こうと、、、、。賛同します。
年賀状で励ましたり励まされたり生存確認になりました。
墨遊 俳句 短冊
Kの俳句を書く
古都は今もみじに鹿に人に充つ
奈良公園は紅葉真っ盛り。秋晴れの公園にはあちこちに鹿が群れ、
外国人観光客が馴れない手つきで恐る恐るせんべいをやっている光景は微笑ましい。
餌をねだる鹿が何度もおじぎする姿は可愛くもいじらしい。
鷺池に浮かぶ浮見堂は人人人で溢れていた。
水面に映る影は紅葉を背景に心なしか侘しいくも優雅に揺れていた。
櫻花満開の奈良は精気に満ちてよいが、燃えるような紅葉の奈良は華やかさのなかにも
物悲しさを秘めており格別である。(K)
秋夕べ城下に流るノクターン
金魚で有名な城下町・郡山の城ホールで開催されたピアノ演奏会に行った。
ショパン演奏家の第一人者、アドルフォ・バラビーノ 奏する曲目はどれも繊細な中にも力強さがあり
感銘を受けた。会場を出て駅に向かう途次でもノクターンがの情感あふれる音色が耳から離れなかった。
秋の宵にはノクターンがよく似合う!(K)
秋の夕べ音楽会に行きました。
イタリア人のピアニスト アドルフォ・バラビーノと若き日本の女性のピアニスト(川島美樹)の連弾でショパンの
夜想曲に酔いしれました。
彼女はバラビーノに師事してイギリスで活躍中とのこと。帰途はお堀の水に月が写ってロマンチックの夜でした。
日常の雑事から離れて英気を貰った一夜でした。
墨遊 俳句
Kの俳句を書く
天高し打つ音高し囲碁の会
雲ひとつない秋晴れの日曜日。恒例の囲碁大会に参加した。
市内の囲碁クラブ合同の大会で他流試合の好機である。小中学生から80歳台の希望者約150名が
腕を競ったが勝敗はともかく久しぶりに緊張、昂揚感を味わい脳の活性に有効な一日だった。
三連勝高得点のあと最後の対戦の終盤で思わぬポカで大石を取られ惜敗。入賞を逸した。 (K)
切り株の若葉たくまし刈田かな
日本の原風景である黄金色の稲刈りが終わって旬日が経過した頃、近くの農道を散策した。
無数の切り株が整然と列をなしている光景も風情があっていいが切り株に早や緑が芽吹いて
風にそよいでいる様は驚きであり、生命力の素晴らしさを実感した。自然は魔術師である。 (K)
早いもので今年も11月になってしまいました。昨年に比べて体調も良くなって無事新年を迎えられそうです。
来年の日記帳、手帳、家計簿、カレンダー、年賀状も購入し、先手仕事で年末の家事計画表も出来ました。
先日京都で開催されている 「国宝展」を観に行きました。長い行列をさけ金曜日の15時頃会場へ行きました
それでも大勢の見物客で入場20分待ちの行列。会場は熱気に包まれていました。
日本の国宝がはじめて勢ぞろいした見応えのあるものでした。私は中国水墨画をやっているので特に雪舟の
作品に興味深く見入りました。
俵屋宗達作の風神雷神図の実物は見事でした。
開催前、毎日新聞に全紙何枚もの国宝に関するクイズが掲載されていて応募していたので一入興味が
湧きました。先日 新聞社から俵屋宗達筆の扇子{下}が送られて来てびっくりするやら、、、。
人数が限られてましたから当選するとは思っていなかったのでとても嬉しかったです。
二曲一双 屏風の風神雷神図は素晴らしく迫力がありました。思い出が出来大事にしたいと思います。