京のにちじょうさはん ごこう

京都在住19年目の浜っ子の日記。其の弐。

たくさんの幸せ

2007年10月14日 | ミーハーがつくる喫茶文化史
きょうは、本を買うため(すみません)、きのうと同じ学会の大会が行われている某大学へ。
またもや、校門を過ぎたところで「大先輩」にお会いし、途中までお話をしながら歩きました。
その後、別会場での専門本を買いに行きました。
目的の本を買いほっとしたところで、







たまたま出会った本はこれです。
宇治で長年教鞭をとられた岡本望さんというかたがお書きになった
文理閣さんから去年出版された『やさしい宇治の歴史』です。
(文理閣さんといえば、もしや̍̍)
このなかに、「宇治茶の歴史」も書かれていました。
このようなお仕事はとても大切なことだと思います。

きょうも懐かしいかたに複数お会いいたしました。
特に女性研究者の方々とお会いできて、本当にうれしゅうございました。
お元気で、またお会いいたしましょう。








その後いったん家に戻ってから、
午後は、上七軒のもとお茶屋さんの町家「ぎゃらりぃ和こころ」さん
(上七軒まつひろさんの二階)で行われた
京都・和菓子の会」さんの「秋の和菓子の会」に参りました。
お茶を習い始めたおかだあんのちゃんもご一緒です。
そして、ここで、きょうの会の共催「京町家・風の会」をなさってるうみうまさま(「天音乃月草」のあまねさん)から
いつか・住もう・京都」のしぇるさまをご紹介にあづかりました。
前からお会いしたいなあと思っていた方です。これからもよろしくお願いします。








今回のお菓子は、これです。
この日限りのお菓子です。
お店にはございませんので、その旨ご了承くださいませ。
マリンバ奏者通崎睦美さんをイメージして末富さんがつくられた「ボタン」の羊羹です。
きれいでしょ。かわいいでしょ。
三層になってまして、ボタンの部分はこなしで、ひとつひとつ竹ぐしで穴を開けられてあります。
その下は、黒砂糖の効いた羊羹。
楽しい、楽しい。
ほんまに凝ってますねえ。
それに10月といっても京都は暑くて、いろいろご制作にご苦労がおありだったとか。
ほんまに「ありがたきこと」でございます。

くれぐれもこの日限りのお菓子なので、ご了承くださいませ。








お軸は「一期一会」。まさに。
お点前は八坂宗佳先生でした。
10月は中置、そして「名残」のお花も素敵です。
とてもたのしいお席でした。ありがとうございました。
和菓子の会を主催されているおふたかたともお目文字かないました。
素敵な会をご紹介いただきまして、そして皆様におひき合わせいただきまして、うみうまさま、ありがとうございました。








帰りにまつひろさんで購入したお札入れです。








さてそのあと、烏丸御池に出まして「光泉洞」さんへ。
きょうは、岸勝人さんの個展「花の会」が行われました。
門口から素敵なお花がお出迎えです。








ちょうど室内では、岸さんがお花を生けてらっしゃる最中でした。
ほんとうに、そのお花と出会えた喜びをあらわされていらっしゃるご様子には、こちらまでが幸せな思いをいたしました。
ひとつひとつの作品は、さりげなく、しかし美しくて。
私の下手な写真などではその魅力はお伝えできません。
どうぞ次回皆様の御目でごらんくださいませ。







お隣の京都屋さん、工事も終わりました。素敵な外観です。

きょうは、ほんとうにたくさんの方とお会いいたしました。
つくづく、私は幸せ者でございますね。