京のにちじょうさはん ごこう

京都在住19年目の浜っ子の日記。其の弐。

三河の「お土産」

2007年02月28日 | ミーハーがつくる喫茶文化史

とあるところから、三河の「お土産」にと、西尾茶のパンフレット類一式を貰いました。

まず画像中央にある「日本一の抹茶の里・西尾」のパンフレット。
「730余年もの歴史が息づく」と書いてあるので、お茶の種を播いた人物はどなたに仮託されているのかと見てみれば、やっぱり聖一国師=円爾弁円さんでございました。
やはり東海地方は聖一国師強し(笑)。

また、お抹茶グルメ&製品を紹介するページには、「西尾発風呂用抹茶」などもあります。バスクリンの抹茶バージョンか。

そのほか、西尾産抹茶入り「ふりふり踊ろっ茶」(「おどろっちゃ」と読むそうです)のチラシとか、

「抹茶の里 西尾のお茶屋さん」という西尾のお茶屋さんを紹介したマップもあります。このお茶屋さんのマップは、いいですねえ。お茶屋さんが結束して頑張ってるという感じが伝わってきます。

と、いろいろ西尾茶の情報をたくさんいただきましたが、
残念ながら、今回西尾茶の現物はございませんでしたの~(爆)。
やはり、これは現地にいってね、ってことかしら。


ところで、「日本一」ですって。どうする宇治茶!!(爆)

刺激的なお味

2007年02月28日 | いとしのものたち
昨日の夜、お友達から東京お土産を頂戴しました。ありがとうございます。




おととい、お友達から、銀座の本店でケーキをお召し上がりになっている画像が携帯に送られてまいりました(汗)。
これを指をくわえて拝見しながら、今年こそは本店でレアチーズをいただくぞ、と固く心に誓ったのでした(爆)。
そして、お土産にいただいたおなじみのこの包み。はい、みなさま、もうおわかりですね(笑)。




でも、中身は初めての「ジンジャータルト」でございました。
タルトといってもふかふかの生地で、
真ん中に、ジンジャーのスライスがトッピングされています。
ではいただきます。
お味はまさに「ジンジャー」(爆)。
お喉によさそうな、ジンジャーの刺激が、なんとも面白いです。
いつもの、ボディのしっかりしたロックウッド茶園の紅茶といただきまする~。

中世のお茶ってどんなお茶

2007年02月27日 | ミーハーがつくる喫茶文化史
日曜日、私は「中世にはどんなお茶を飲んでいたのか」ということをお話させていただきました。

正直、このテーマでお話をするのが、一番難しいんです。
なぜかというと、当時どうやってお茶の木を育てたのかとか、どうやって製茶をしたのか、どうやって飲んだのかという、その方法を書いたものがほとんど残っていないからです。
それでも、すごく断片的な史料を積み上げて積み上げて、ようやくおぼろげに見えてきた中世のお茶のかたち。
それを形にすべく、去年みなさまのお力を得て、「試作品」をつくってみました。

日曜日には、その「試作品」を、ご来場の皆様に飲んでいただきました。
作り方は、ちょっと「企業秘密」なもので申せませんが(まあ、ある意味シンプルかも(笑)、そのお茶をふたつの方法で飲んでみました。
ひとつは煮出して、もうひとつは粉末にしてお湯に溶いて。

私としては一番おどろいたのが、煮出したお茶のおいしいこと。
ジャイ子さんは、水色(すいしょく)も味もほのかに「純露」(あめちゃん)と表現してはりましたが、ほんまに言いえて妙です、その表現。
いままで、お茶の歴史の世界で「煮出し茶」は、「下等なお茶」としての地位に甘んじてきましたが、もういちどこの「思い込み」は見直すべきだなあと思いました。
粉末茶は、苦くてざらざらしていて「慣れない」というお声もあれば、「ぜんぜんいける」というお声も。私は、以前に一度飲んでいるので、予想通りのアジだったですが、案外それに慣れている自分に気がつきました。それにその中には甘味を感じたりしたりも。
そう、当時のひとも、多少苦くてざらざらしていようが、慣れればどうもなかったのかもしれません。

いまお茶をつくてみても、昔とすべて条件が一緒でできたというわけではないことは、わかっています。またわからないところは想像してつくってみたところもあります。
でもでも、実際に中世のお茶をつくってみて、史料をみているだけではわからないことがいっぱいわかりました。
やはり、お茶作りの実際をしらずに、お茶の文化の歴史は語れないなあと、強く思いました。
その大事なことに気付かせてくださったかたにはじまり、私の想いに付き合ってくださった方々と、ここに至るまでも、たくさんの方々のご協力があって、私の研究が成り立っております。そのことには、本当に心より感謝申し上げております。

で、肝心のお茶ですが、写真を撮り忘れてしまったのです。ごめんなさい(汗)。
また改良品(もちろん史料に基づいた)をつくってみたいなあ。

ひとめぼれ

2007年02月26日 | いとしのものたち


山田松香木店さんでみつけた「桜花びら」の根付です。
本当は、ちょっとしたお礼として、差し上げるためにひとつ購入したのですが、みているうちに、自分の分も欲しくなりまして…。

さて、どこにつけましょうか。

きのうのお土産

2007年02月26日 | 京のひとやすみ




きのうの帰り道、車で送っていただいたYさんにご無理を申しまして、寄り道をしていただき購入した三室戸の「茶匠 ふじ井」さんの「京都宇治 抹茶生ちょこけーき」です。ちょっと宇治駅近辺からは離れているので、なかなか行くことができなくて、きのう始めて寄りました。
ケーキのお箱がシンプルな中にもかわいらしさを感じ好感がもてます。




ケーキはと申しますと、このように、抹茶の生チョコと抹茶のスポンジが何層にもなってます。
封を開けたとたん、ふわっと甘い香りが広がります。
口に含めば、そう、どこか「抹茶キャラメル」を想起させる生チョコの味わいでした。
あ、ちゃんとひとり分に切っていただきましたよ。
このまま一棹全部、ということはございませんからね。(爆)
きょうは、なんとなくほうじ茶と一緒に。

これをいただきながら、次のお仕事の事とか、研究の事とか、いろいろ考えておりました。
まだまだ本丸(利休さん)への道のりは長くして、とりあえずは、ひとつひとつ目の前の課題をこなしていくしかないなあと思ったりも。


そうそう、ふじ井さんは、イートインもできますね。
(くまちゃんはときどきお越しになっているそうで)
ですからお店で、ジャイ子さんご推奨の抹茶パフェとか(これは夏ね)
お茶をいただいてみたいです。

きょうはお仕事

2007年02月25日 | ミーハーがつくる喫茶文化史


きょうはこちらでお仕事でした。
(す、すっかり写真をとることを忘れてましたので、会場の外観だけで。)
関係の皆様、お招きいただき本当にありがとうございました。m(__)m
しかし、ジャイ子さん、中世のお茶、結構おいしかったですね(笑)。

(上記、なんのこっちゃですねえ(爆)

お茶の文化にかかわる講演のお知らせ

2007年02月24日 | 催し物情報
丸太町七本松にある京都アスニーのHPから。

3月2日の14時から、京都アスニーで京都市考古資料館の原山充志氏の講演「洛中洛外図と茶の湯の器 」があります。受講料は800円です。

出土史料と絵画史料を使った内容のようです。これはいかなくちゃ。
先着順なので、お早めに075-812-7222へお申し込みを。 

お茶の文化に関わる一般向けの研究発表

2007年02月22日 | 催し物情報
日文研のHPに、日文研フォーラムの告知がありました。
今回はお茶がテーマとなっています。

平成19年3月13日(火)14時~16時30分  京都駅前のキャンパスプラザ京都4階で行われます。
内容は、陸留弟氏の「楽しみの茶と嗜みの茶-中国から見た日本茶の湯文化-」
電話受付がすでにはじまっていますので、おはやめに研究協力課(075-335-2078)へお申し込みを。

季節はめぐり

2007年02月22日 | 京のひとやすみ
冬の次には春が来る。

確かに今年の冬は短かくはございましたが、
世の中は春に向かって歩みを進めております。
桜の開花予想も発表されましたが、かなり早くなりそうですね。
うーん、お花見会をいつにしたらよいものでしょうか。
難しいですねえ。(笑)





府庁前の銭幸餅さんのラインナップもすっかり春に。
きょうは桜餅と花見団子と、ご近所の自然食品のお店でみつけた「かたぎ古香園」さんの朝宮無農薬ほうじ茶を、桜の絵を施した小ぶりの抹茶茶碗に入れてみました。ほうじ茶は、さわやかな美味しい香りのお茶でした。

最近、仕事のためこもりがちなので、「卓上の春」は、いとうれし(笑)。