京のにちじょうさはん ごこう

京都在住19年目の浜っ子の日記。其の弐。

美味しい日本茶の淹れ方サロン

2006年07月01日 | ミーハーがつくる喫茶文化史


ということで、本日は光泉洞さんのお二階で行われた「美味しい日本茶の淹れ方・さろん」に参加いたしました。
本日の生徒さんのなかには、yumeさまあんのちゃんayaさま、それに下鴨神社でお知り合いになったRさまがいらっしゃいました。このように、みなさんとご一緒できたことも、大変にうれしゅうございました。

講師は宇治茶師で日本茶インストラクターの吉田勝治さんです。

今回興味深かったのが、温度の差によるお茶の味の違いを知る「実験」でした。
おくみどりというお煎茶の品種茶を使い、40度・60度・80度・95度と四回温度を変えて抽出時間を2分にして淹れてくださったお茶を飲み比べてみます。
40度ですと渋みがなくてうまみを感ぜられるのですが、いかんせん抽出時間が少なく頼りない感じがするのですが、60度ですとうまみと渋みのバランスがよくちょうどよくなります。でも80度になると大分渋みが出てまいりまして、95度では苦さにおののきます(笑)。
ということで、お煎茶に適した時間と温度がだいたいどのくらいか、みなさまお分かりになりましたね。

次に玉露の淹れ方をならいます。まず先生が淹れてくださった荒茶の玉露をいただきました。「まるでお出汁のようですわ」。はじめての方々はそうおっしゃって驚嘆されました。
そして生徒さんもご自分で淹れてみます。ご自分で淹れたお茶のお味はいかがでしたか?

ということで、光泉洞さんでは、今後もこのような「さろん」を開催されるそうです。
ご興味をもたれた皆様、是非是非このような企画にご参加になって、日常での「お茶する生活」を楽しんでみませんか?

どなたでも美味しく楽しく

2006年07月01日 | ミーハーがつくる喫茶文化史


なんとか多くの方に美味しい宇治茶を味わっていただきたい。

このような使命感にも近い情熱をお持ちの、京町屋のお昼処・光泉洞さんと宇治茶の吉田銘茶園さんが、さまざまにコラボレーションをなさっていらっしゃいます。
最近、新たにその「想い」を「かたち」になさったことがふたつ。
一つが、6月27日に続いて本日開催された「美味しい日本茶の淹れかた・さろん」であり、もうひとつがはじめてのかたでも美味しく淹れる事ができる茶器やお茶がセットになった「光泉洞好み・日本茶スターターセット」の完成です。
スターターセットには、宝ひんという持ち手のない急須と、小振りのお茶碗がふたつ、湯冷まし、ふきんなどがきれいなお箱に入っています。さらにそれを風呂敷に包んであるという、京都らしいお品になっていますね。
何事も最初が「肝心」ですので、お茶の初心者には心強い「お教室」と「セット」だと思います。
お問い合わせは、光泉洞さんまで。

きょうのお昼は

2006年07月01日 | いとしのものたち


光泉洞さんで行われる「美味しい日本茶の淹れかた・サロン」の前に、点心をいただきました。麩嘉さんの生麩田楽をはじめ、夏野菜を使った品々が並んでいます。
とてもおいしゅうございました。

進化するペットボトル

2006年07月01日 | ミーハーがつくる喫茶文化史


みなさまおはようございます。本日よりこちらの新居において、京ぐらしの一齣をお話させていただきます。引き続き宜しくお願い申し上げます。

あっという間に、ひとびとの生活の中に定着したペットボトルの日本茶。
これを進化させたのが「茶匠 井六園」さんの「お手前緑茶京かおり」ではないでしょうか。
もう発売して一年以上になるのですが、思いのほかみなさんご存知ではないようなので、ここでご紹介を。

「京かおり」は、購入した時点では抹茶と水が別々になっていまして、画像のように無色透明なお水しかみえません。
抹茶はと申しましと緑のキャップの部分に入っていまして、飲む直前にミネラルウオーターと混合するという、画期的なシステムなんです。これでいつでも新鮮な抹茶がいただけるという、とっても優れもののペットボトルなんですよ。
具体的には、まず蓋をゆるめます。するとキャップ内に仕込まれている抹茶と内蓋が下へ落ちます。次にキャップを閉めます。そしてよくふります。するとあっという間に抹茶ドリンクができあがります。
飲む直線に混合するものですから、お茶の香りと味が生きていて、しかも苦味がなくてとてもおいしいのです。
それに、冷やしたお水にちゃんとお茶が溶けるのが不思議ですし、その技術には感動いたします。

「京かおり」は、京都だけではなく、関東でもタカシマヤさんなどで販売されていますので、未体験のみなさまは、是非是非いちどお試しを。
京都では、タカシマヤさんの地階、伊勢丹さんの地階、新幹線ホームの売店などで手に入ります。