【70才のタッチ・アンド・ブースト】ーイソじいの”山””遍路””闘病””ファミリー”ー

【新連載】 『四国曼荼羅花遍路-通し打ち45日の マイウェイ』

* はしがき‐『反日』トークへの思い入れ‐  *

2021-01-19 23:53:05 | 楽しく元気に『反日』トーク
 先日、高須クリニックの院長が作家の村上春樹氏に対して“国民が選んだ政府を批判するあなたは「日本人ですか」”とツイートしました。何を言ってもご自由でしょうが、私はご本人の知性と品性をそれなりに『改めて評価』させていただいています。高須氏はわずか76年前までの日本で、国民に対して高圧的・暴力的に刷り込まれていた大政翼賛会(お上を翼賛、妄信)と非国民(お上に従わないものへの蔑称)キャンペーンを今様に叫んでおられます。また、私は最近ごく親しい若者達に『反日』と言われました。彼らは別にいわゆるネトウヨと言われる人たちでもなく、子供が好きで弱者に対して思いやる心優しい青年でアメリカの Black lives mater の広範な抗議行動を見て「アメリカはええ国やなあ。みんなが自分の意見を言っている。アスリートもアーティストも。」という素敵な若者です。
 しかし、大政翼賛会思想で非国民とシャウトする高須氏や百田尚樹氏、櫻井よし子氏他の類似の仕掛人たちが声を大にしてシャウトしたり、ネット上でみられる政権や権力に対する批判や批判者を『反日』という軽い乗りの言葉でカテゴライズして、非同調者を疎外するような風潮は、76年前以前の悲劇と何ら変わらない反知性・低劣品性です。今の日本の権力者は近現代の日本の歴史から何も学ばず、教訓も得ることなく、ほんの偶然幸運に恵まれた成功体験や前例踏襲主義への異常な固執と、ひたすらに戦前回帰を目指していることに大いに懸念します。どんどんと世界から取り残されていく。グローバルな視点を持った人たちと話していると、政治や文化、コロナなど感染症に対する公衆衛生のみならず、人財の流出や産業・経済活動にも一層大きな『世界からの取り残され弊害』の懸念が生じてきていることを実感しています。
 近い将来、私達戦後生まれだけれど、命を懸けて子育てし生活を営んできた戦争体験をした私たちの親の思いを受け継いでいる世代であるのにもかかわらず、子や孫たちに「あの人たちは戦争やファシズムを止め(られ)なかった不甲斐ない世代だ」と言われないように、私はしっかりと『反日』を続けていくつもりです。
 76年前以降の世界の歴史は確実に知性と品性によって、貧困、差別、疫病や環境破壊のない地球を目指して進んできています。1月22日には国連で核兵器禁止条約が発効され核兵器が非合法化されました。NATO や SEATO の反共軍事同盟あるいはワルシャワ条約機構といった軍事同盟はまさに地球人類絶滅同盟でしたが、すでに解体したか、あるいはその性格が大きく変わり ASEAN   のように持続可能な国際関係を目指す条約へと変わってきています。地球環境を守っていく世界的なアクションにはグレタさんや Fridays For Future のように世界の若者達が実践し連帯して頑張っています。
 もうすぐだと期待していますが、持続可能な地球を目指して世界が動き出すだろうと思っています。その日を目指して、これまで以上に私は家族を愛し地域を愛し、若者を愛し国を愛し、楽しく元気に『反日』トークを続けていこうと思います。

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