【70才のタッチ・アンド・ブースト】ーイソじいの”山””遍路””闘病””ファミリー”ー

【新連載】 『四国曼荼羅花遍路-通し打ち45日の マイウェイ』

四国曼荼羅花遍路-通し打ち45日の マイウェイ 43・44 帰阪へ(写真は お礼参りの1番札所 霊山寺門前にて )

2022-12-24 16:48:36 | 四国曼荼羅花遍路 通し打ち45日のマイウェイ 菩提の道場(香川県)編
 (43日目・6月2日) 逆打ちでお礼参りに 1番札所 霊山寺へ、その1日目。
          旦 10番札所 切幡寺へ行き、そこから逆打ちでお礼参り 
          の打戻
 6月2日、晴れ。5:00起床、朝食、宿で大女将さん、女将さんと記念の写真→7:50発
→大窪寺改めてお礼の参拝、結願の土産購入→8:35出発→国道377号線→9:50長野い
こいの家→香川・徳島県境越え(徳島県道2号線となる)→徳島自動車道高架をくぐ
り→12:30ファミマで昼食→15:30 7番札所 十楽寺→行き過ぎたので戻って→16:30遍
路宿着
 朝は早く目覚めた。本日も爽やかな好天の様子。朝食時から大女将さん女将さんも
ご一緒で、改めて食堂に沢山飾ってある東京オリンピックの写真の訳を尋ねると、な
んと女将さんの娘さんは女性ソフトボールの全日本メンバーの正捕手で高校時代から
ジャパン、2021年の東京オリンピックでも正捕手で、あの上野投手の女房役で金メダ
ルメンバーとのこと。そして現在は在版プロ野球球団に所属し日本で唯一の女性スカ
ウトをされているとのこと。後々フェースブックで『八十窪』を検索すると娘さんの
写真や金メダリストの写真も沢山載せられている。あらためて新しい出会いに感謝し
つつ記念写真。
(左:お礼参りの朝、快晴、 右:女将さんの娘さんはオリンピックの金メダリスト)
(左:大女将さんの2年前のお祝い、 右:遍路宿に書き置いてきたメモ)
(五輪金メダルの瞬間)
 8時前までゆっくりさせていただいた上で出発。まず、大窪寺に改めてお詣りをす
る。境内のお堂は新築や改修で新しいお堂や建物も歴史を感じさせるお堂や建物も混
在して、それなりに調和している感じ。『原爆の火』がともし続けられているのも、
結願の寺に調和しているようでよかった。女体山をバックに従える本堂と納経所で、
結願祝いのお土産を買い込む。途中のお土産も四国が偲ばれて良いのだが、ここまで
来るとやはり結願祝いのお土産が格別。と勝手に満足する。
(左:大窪寺境内に灯し続けられる原爆の火、 右:女体山を従える大窪寺本堂)
 再び八十窪の前を通り国道377号線を徳島県、あの333段の階段の10番札所 切幡寺
を目指す。国道ではあっても交通量はさほど多くなく、青大将のような蛇が横断して
いたりしてのどかなお礼参りの歩き。長野いこいの家で道は東かがわ市の白鳥方面に
行く道と分岐するが私は切幡寺の方面へと歩く。やがて県境を越えて徳島県へと入り
四国4県すべてを繋いだ。県境を越えると徳島県道2号線となりのんびりと1時間近く
歩くとトンネルがあり、さらに40~50分ほどで、前方に徳島自動車道の高架が見えだ
した。さらにその先には川面は見えないけれど吉野川の地形にさらには鴨島の町か、
焼山寺の山かと思われる懐かしい景色が広がってきた。
(左:県境を越えて再び徳島へ入る。 右:振り返れば香川県)
(左:蛇もお見送り。 右:10番札所 切幡寺の参拝道を超えて逆打ちへ)
高架をくぐり少し行ったところのファミマで行動食の昼食を食べ、15時30分に切幡寺
の寺前通りを通過し、4月21日からスタートした撫養街道の遍路道を逆打ちして本日
の遍路宿を目指した。宿の越久田屋さんは熊谷寺と十楽寺の間にあるのだが、良く分
からずに十楽寺まで戻ってしまい、電話をすると十楽寺まで車で迎えに来て下さっ
た。結局16時30分に宿に着いた。越久田屋さんは近在のお寺の住職さんが何人かでお
世話していただいており、素泊まりということだが近くにある、天然温泉御所の郷ま
で送迎していただけて、そこで入浴と食事をする。同宿の歩き遍路さん、これから回
られるのだが、温泉と夕食はご一緒させていただいた。私のように結願後のお礼参り
の打戻には、温泉と夕食はリラックスして快適だった。宿に戻ると住職さんらしく、
四国遍路のいろんなお話を聞かせてせていただき、大変勉強になった。宿は改築して
それほど年月が過ぎているわけでもなく、清潔で快適だった。最後の洗濯をして明日
の霊山寺に思いを馳せて、就寝。
       (本日の移動距離  35.6km     内歩き44,911歩  距離 32.5km)

 (44日目・6月3日) 1番札所 霊山寺へのお礼参り。その後Kさんと再会、
           余韻に浸る
 6月3日晴れ。5:00起床→6:40出発→十楽寺→安楽寺→地蔵寺→(大日寺)→金泉寺→
極楽寺→11:55 1番札所 霊山寺→12:40 Kさんと合流→昼食 びんび屋(鳴門の鮮魚料
理屋)→SETOUCHI SWEETCRAFT で食後のスウィーツ→徳島駅前 ステーションホ
テル(泊まり)
(左・右:遍路宿の朝。本日も快晴)
(左・右:1番札所 霊山寺へお礼参りの打戻り達成!!)
 爽やかに目覚め、昨日コンビニで仕入れてきた朝食を食べ、荷物を作り6:40出発。
最終日のお礼参りにふさわしいような晴天で、軽やかに出発。撫養街道の遍路道を、
十楽寺、安楽寺、を経て行きの時のやっと探し当てた県道沿いの大きなセルフ食堂を
過ぎ、地蔵寺へ。大日寺へは山道を入るのでパスをして金泉寺、極楽寺を経て12時前
に第1番札所 霊山寺に戻った。
 早速、お世話になったKさんに連絡。
 「今、霊山寺に戻ったよ。ありがとう。早速やけど、昼飯一緒できる?」
 Kさん
 「おめでとう!!偉いねえ。昼飯一緒に食べよ。美味しい魚が食べられるところが
  あるよ。割り勘やけど。」
 「了解。そしたら霊山寺で今からお参りするし、そのまま待ってるわ。」
 実をいうと遍路宿の食事はほとんどが魚料理で、少々肉料理が食べたかったけれ
ど、そんなことはどうでもよい。どうにでもなる。
 本堂、大師堂にお詣りし、納経所でお礼参りのお茶のお接待を頂き、納経して頂い
た。結願の土産を買い足して、納経所前で待っていると間もなくKさんがやってき
た。話したいことは一杯あるのだけれど、とりあえずはとりとめのない話ばかり。案
内してくれた料理屋さんは多分11号線だと思うけど、高松へ行く国道の鳴門の海沿い
にある、びんび屋さん。先ほどは肉料理などと思っていたが、びんび屋さんの魚は絶
品。海鮮丼とノンアルコールビールを頂いたが、これは記憶に留められるお店だっ
た。平日なのにほぼ超満員。納得。食後コーヒでもということになり、鳴門の入り江
を見下ろす山の上にある、SETOUCHI SWEETCRAFT というオシャレな店に連れて
もらい、コーヒとチョコレートケーキ。一気に娑婆に戻ってしまったが至福の時間だ
った。そのあとJR徳島駅近くのビジネスホテルに送ってもらい、チェックイン。至福
の時間を過ごした。
(本日移動距離‐除、昼食・スウィーツ 24.3km  うち歩き 31,439歩 22.8km)

  そして 帰阪へ・45日目
 (6月4日5日 土・日) さようなら・ありがとう、四国曼荼羅ワールド。またくる
よ!!
 6月4日 ビジネスホテル→高徳線→高松→散策して帰阪の荷造り→フェリー乗り場確
認とチケット購入。 6月5日 フェリー乗り場→ジャンボフェリー→神戸中央突堤→
知人宅→帰宅!!
 コンビニで仕入れた朝食を食べて、JR徳島駅へ。高徳線に乗り高松へ戻った。すぐ
に駅前に預けてあったママチャリと荷物を受け取りそのまま本日のホテルに向かう。
ちなみに自転車の預かり料は6日以内なので100円!!ホテルは昼前なのでチェックイ
ンは出来ないけれど、荷物を整理して預かってもらい、そのまま明日の朝一のジャン
ボフェリー乗り場の確認にママチャリで向かう。ジャンボフェリー乗船場は中心部か
ら結構離れていて、目前には小さな入り江をはさんで屋島が。チケットも購入し、市
の中心部に戻り昼食と、スタバに行ってこの間の情報整理。夕方ホテルにチェックイ
ンして、夕食に出かけ、ホテルに戻りまたまた余韻を味わう。
 6月5日。本日日曜日。4:00起床。準備して4:30発。4:50フェリー乗り場→6:00出
帆。五色台も屋島も高松市街の中心部も見送ってくれている。『さようなら・ありが
とう、四国曼荼羅ワールド。また来るよ!!』心の中で大声で叫んだ。
(左:さようなら高松市街、 右:同じく屋島)
(左:五色台方面遠望、 右:小豆島に途中寄港)
(明石大橋通過。四国曼荼羅ワールドから娑婆へ戻ってきた)
途中小豆島を経由して、10:40に三宮の中央突堤着。10時前に明石大橋をくぐったの
だが、明石の方の景色を見ていると都会の景色になってきて、ここで一気に再び娑婆
に戻ってしまった。そこからママチャリを漕いで、13:30に、この通し打ちを応援し
てくれた尼崎の知人の元に立ち寄り、近所のすし屋で昼食の寿司をご一緒した。約1
時間40分後にお礼を言って我が家を目指す。5時過ぎに茨木のわが家へ帰着し、四国
曼荼羅花遍路-通し打ち45日のマイウェイがエンドマークを掲げた。
                                   (完)


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