【70才のタッチ・アンド・ブースト】ーイソじいの”山””遍路””闘病””ファミリー”ー

【新連載】 『四国曼荼羅花遍路-通し打ち45日の マイウェイ』

四国曼荼羅花遍路-通し打ち45日の マイウェイ 36 写真は、雲辺寺の羅漢さん

2023-01-04 00:17:22 | 四国曼荼羅花遍路 通し打ち45日のマイウェイ 菩提の道場(香川県)編
(36日目・5月26日)遍路宿から 65番札所 三角寺を往復し、いよいよ菩提の道
         場(香川県)に入り、海岸沿い国道11号線を走り、長いマ
           マチャリアプローチで四国霊場の最高地の 66番札所 雲辺
           寺へと。雲辺寺はロープウェイでお詣りし、里に下りて 
                               67番札所 大興寺に詣り、観音寺市内の遍路宿に宿泊。
 晴れ後雨。4:30起床→コンビニで朝食の行動食仕入れ→6:40金田バス停→7:40土佐
北街道の遍路道経由で 65番札所 三角寺(h353m)・朝食8:05→9:00金田バス停→遍
路宿9:10発→10:10道の駅豊浜→12:05→雲辺寺ロープウェイ乗り場→12:30 86番札所
 雲辺寺12:55→13:10ロープウェイ登り乗り場で昼食13:55→14:55 67番札所 大興寺
15:20→16:00 68番札所 神恵院・69番札所 観音寺16:40→観音寺市内ママチャリで散
策→17:50遍路宿

 本日も長い行程になる。4時30分に起床、三角寺へ持っていく荷物を最小限
にして一旦戻ってママチャリで移動するときの荷物を纏めておく。結構時間がかかり
6時5分、女将さんに挨拶を済ませて出発。国道192号線金田バス停横のコンビニで朝
食用の行動食を仕入れる。少し戻り金田バス停から南に左折して三角寺方面に、集落
を抜けて登りだす。旧街道のような集落の道をしばらく行くと『土佐北街道』の看板
が出ていて、道の両側は古民家が点在している、古来の街道の道。車もそう多くは無
く歩きやすい。結構高度を稼ぎ伊予三島の市街地がはるかに望まれ、バス停から約1
時間で65番札所 三角寺(標高353m)へ着いた。参道の階段の少し手前に『四国の道
案内図』の看板が出ていて、遍路道との位置関係が分かりやすかったが南北方向は看
板が正しいのだろうか?どう考えても海(瀬戸内海)は北方(地図では上)にあると
思うのだが。遍路道の三角寺から椿堂方面、国道192号線、徳島県境の位置関係は正
しい。またパニクリそうなのでもうどうでもいい、勝手に看板のN矢印をS矢印に変
えて、勝手に納得。
(左:土佐北街道の看板  右:南北が怪しい(反対)道案内)

 三角寺は霊場中標高が最高位の 66番札所 雲辺寺の前衛の寺らしく閑静な山寺。こ
この特徴は山門(仁王門)に梵鐘が吊られており、参拝者は大体が鐘をついて山門を
通る。私も撞かしていただき境内に入った。
(三角寺の鐘楼の門   閑静な境内   三角寺本堂)
 20年前の自転車遍路の時に、確か大師堂には空海さんと最澄さんも祀られていたよ
うに思っていたが、境内の由来や案内には書かれていなかった。何故だろうとは思っ
たがまあ、どうでもいいか。
 お詣りを済ませ、納経所で了承を頂き静かな境内の休憩所で朝食の行動食を食べ
る。8時過ぎに出発して、来た道を遍路宿に戻る。鐘楼の門から参道の石段を下りる
と椿堂方面への遍路道と土佐北街道の旧街道に分かれる。来た道を辿り、旧街道から
の登り口である金田バス停は国道192号線に合流して東西方面に伸びており、東の方
へ行くと遍路道の椿堂で合流し、境目トンネルで県境を越え徳島県池田町へと続く。
椿堂から先は自転車遍路の時にたどった道で、その先を曼陀トンネルに向かい尾根の
道を延々と雲辺寺へと辿った。国道192号は境目トンネルを抜けてしばらく行くと曼
陀トンネル方面に左折する県道8号との合流点があり、そこを曼陀トンネル方面に左
折せずに、直進して行くと遍路のスタート地の吉野川や遍路ころがしの起点の藤井寺
方面に続き、徳島市に至るようだ。長い遍路道だったけど、自分のイメージの中にす
っぽりと収まってくるところまで来た。あらかじめ地図のイメージを描いていたが、
こうやって現地を歩くと何とも言えない思いがこみ上げてくる。
(左:土佐北街道の上から伊予三島市街地遠望  右:土佐北街道の金田の町並み)
 実際の遍路はまだまだ。海辺に戻り長丁場の道が待っている。伊予三島の市街地を
望みながら、土佐北街道を快調に歩き50分弱で金田バス停に戻った。遍路宿でママチ
ャリに荷物を積んで、出発準備。大女将さんに挨拶をと思ったがご不在。メモに『あ
りがとうございました』と書き、納札札を添えて上がり框に置き出発。
 66番札所 雲辺寺は徳島、香川県境にあるけれど、遍路道では寺は菩提の道場(香
川県)に含まれる。かなりぎりぎりまで三角寺から雲辺寺までの歩きに拘ったけれ
ど、そうするともう1泊で行程が1日~1日半余分にかかってしまうのと国道192号の峠
やトンネルから里寺の大興寺への下り坂が、ママチャリのブレーキで耐えうるか、そ
うするとママチャリの駐輪場所をどうするかの心配。ということでやむなく一旦海辺
に戻りママチャリでの雲辺寺ロープウェイ登り乗り場への移動とした。
 ということで、9時10分に伊予三島の遍路宿を出発。そこからが結構長丁場だっ
た。国道11号線を走り、1時間ほどで道の駅豊浜に着、少し休憩。この辺は遍路道で
はなさそうで、交通量も多い。しばらく走り高架のところで右折し地道に入ってい
く。道路標識に従って大野原町方面に向かう。途中の道はやはり遍路道という感じで
はなく集落の中をくねくねと結構な上り坂をピーク手前では押しながら移動し、峠の
ようなところでやっと雲辺寺ロープウェイの看板を見つけたが、この道はバス道でも
ない。あとは看板を頼りに山麓のロープウェイ乗り場へと頑張った。結構悪戦苦闘の
末12時過ぎにやっと雲辺寺ロープウェイ山麓駅に着いた。
(雲辺寺ロープウェイから観音寺市街遠望  頂上乗り場での看板  雲辺寺大師堂)
 15分ほど待ってロープウェイに乗り込み、山上駅で降りて境内にある香川・徳島県
境を行ったり来たりして12時30分、第66番札所 雲辺寺、標高910m四国霊場中最高地
にある山門をくぐる。境内には比較的新しいけれど立派な羅漢さんが並んでおり、こ
れからだんだんとこの静寂な山寺の雰囲気に馴染んでくるのだろうなあと思う。今日
は平日の木曜日でもあり、寺付近には遊園地や冬にはスキー場があるのだが静寂だっ
た。30分ほどでお詣りを済ませ山麓駅に戻り、13時10分にレストハウスで昼食にカ
レーライスを頂く。
(左:境内にある香川・徳島県境  右:雲辺寺大師堂)
 食後、67番札所 大興寺を目指す。ロープウェイ山麓駅からは相変わらずの山麓の開
けたところの県道を北へと走る。地図通りに県道や地道を走り、やがて看板も多く見
られるようになって、小さな川を渡り右折して里山の方に向かい、橋を渡り直して、
山麓駅から1時間ほどで第67番札所 大興寺に着いた。
(左:大興寺境内への参道  右:大興寺は現在リニューアル中)
 大興寺は現在全面的に改修中であいにく本堂や大師堂を配置した境内を俯瞰するこ
とができなかったけれど、境内では里山の麓の寺の雰囲気がある。この先68番、69番
は町中の寺で、67番 雲辺寺とのバランス上もきっと観音寺の人たちにとって大事な
存在感のある寺なのだろう。30分ほど散策して養生シート越しに本堂、大師堂にお詣
りした。15時20分時に68番札所 神恵院(じんねいん)、69番札所 観音寺(かんおん
じ)を目指して出発。
 大興寺からすぐに交通量の多い道を辿りながら、すぐに観音寺の市街地に入る。市
街地の地図に悩みながら16時過ぎに神恵院と隣接し境内を共有する観音寺に着いた。
ここは町中の寺で急いでお詣りと納経を済ませた。自転車遍路の時は朝一番のお詣り
でゆっくりできず、今回もゆっくりと見学も適わず心残り。閉門間際の人のいない境
内も静かでいいのだが。
(神恵院と観音寺は門も境内も共有  神恵院大師堂  神恵院本堂)
(観音寺本堂?  観音寺大師堂?  境内には立派な楠)
 神恵院、観音寺を出て少し散策したがこの近くには琴弾八幡宮があり、道の駅こと
ひきがあり、展望台からは、有名な『和同開珎』の砂で固めた大きなオブジェが見学
できる。ところがあいにく降り出してきた雨が本降りとなり、遍路宿も市街地で良く
分からず、これもまた自転車遍路の時と同様、断念ということになった。
 宿への道探しで到着が18時を過ぎご迷惑をかけた。本日は素泊まりのみで、ビジネ
スホテルとはいえご家族ぐるみでのアットホームな心遣いに感謝。
   (本日移動距離  54.5KM   歩行 30,173歩 内歩行距離 13.69Km)

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