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荒れ狂う【愚民政策】に思う、メディアの退廃

2021-12-19 15:41:22 | 楽しく元気に『反日』トーク
 先の衆議院議員選挙後に、大手のマスメディアはこぞって『自公の圧倒的勝利』『与党が支持された』『野党の野合は支持されず』『野党は批判ばかり』等の大キャンペーンを繰り広げた。その論調に納得できない私は、改めて「愚民政策」について考えてみた。『為政者が民衆を無知の状態におとしいれて、その批判力を奪おうとする政策』(広辞苑)とか、ウィキペディアでは、民衆が新聞を読まなくさせて政権批判ができなくさせるといった解説とか、類似語としてポピュリズム、例示としてナチスドイツなどが書かれている。
 私は「愚民政治」という言葉を使用すること自体上から目線であると思い、言うことを避けてきた。しかし、政権側が公言するというのは全くその通り上から目線の奢りで大衆蔑視だが、私たち民衆が「愚民政策」と言うことは権力、政権に対する異議申し立てであると思う。むしろ直視して覚醒し怒りを表明しなければならないと強く思った。『歯に衣を着せない』麻生太郎氏は、「新聞を読まない人は全部自民党(支持)だ」(6月)と発言し、投票率が低いのは政治が安定しているからいいことだなどと言って憚らない。マスメディアは単なる放言やジョークで済ませるのではなく、ジャーナリスト足らんとするなら今こそ凛とすべきだと思っていたが言論の権化である新聞が、今回の衆議院議員選挙後の報道のような愚民政策をバックアップする記事を展開するということは、自殺行為ではないか。
 朝日新聞は、以前『メディアタイムス』欄(2020年2月14日)に『首相との会食』に関わる見解として政治部次長(政権担当)が『取り込まれることはありません。そのことは記事を通じて証明していきます。』と書いていた。比較的知性のある新聞と思っていたが、今回の新聞自体を否定し滅ぼす愚民政策への迎合・忖度がその証明とは。日本のマスメディア全体が大本営発表を垂れ流していた時代を想起し、暗澹たる思いがする。
 この間の市民連合と野党との協定で、びっくりするような知識人、芸術家、芸能人、スポーツマンらがしんぶん赤旗に登場し自分らしく生きる輝く個性が報道されました。奮闘する中小、地方・地域のメディアとも連携し、その軸となるしんぶん赤旗(特に日曜版)はまっとうな大手メディアであることは間違いないけれど、だからこそ『政党機関紙』のような名前はある種の価値観の塊のようなので、赤旗日曜版にニックネームを付ける(例えば、Voices of Rainbow People =略してVoRP=ボープ  とかはどうだろうか。私はセンスがほとんどゼロですので、例えば、以下は無視していただいて結構ですが)。楽しく元気でポジティブに自分らしく生きておられる皆さんや特に発想抜群の若者たちのセンスをお借りして公募するとかいかがでしょうか。メディアの退廃に暗澹たる思いでため息をするだけでなく、楽しく元気で!!


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