クルシアナ（レディージェーンとペパーミントスティックのちがい） ～ モネの庭から（その400）

 

小さなチューリップ。

原種系らしい。

調べると、クルシアナ・クリサンサという種類だった。

近ごろでは、花の名前を調べるのがたのしくなってきた。

そんな自分に少しばかり驚いて、

「だいじょうぶか？」

と自問自答してみたりもするのだが、たぶんだいじょうぶだろう。

 

 

 

これまた原種系。

クルシアナ・レディージェーンというポピュラーな花だそうだ。

思わず調子にのって

♪ レディージェーン・オン・マイ・マインド ♪

なんて歌を口ずさんでみる。

 

 

 

ん？

さっきのとそっくりだが、花芯の色がちがう。

調べなおしてみると、

♪レディージェーン♪

と思ったほうは花芯が赤紫なので、クルシアナ・ペパーミントスティックという種類。

それに対して花芯が黄色いあとのほうが、本当のクルシアナ・レディージェーンだった。

 

 

「ふん、まだまだだわねオッサン」

 

 

 

風に吹かれたペパーミントスティックが、お調子者のオジさんを笑った。

 

 

 

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