日本の生殖医療を世界レベルに!

男性不妊症専門医が学術活動ならびに雑感を徒然と綴ります。

iPS細胞

2012-10-09 13:39:29 | 日記
大学の先輩である山中伸弥教授がノーベル医学生理学賞を受賞されました。
素晴らしい偉業であり、心より敬意を表します。
山中教授の取り組んでおられるiPS細胞は、精子にもなりえるものです。
生殖医療の分野は、後々の世代までの継承の問題があり、どうしても倫理的にすぐに治療への応用とはいかないでしょうが、非閉塞性無精子症の方にとっては大きな福音となることは間違いなく、早い臨床応用が待たれます。
非閉塞性無精子症の患者で、micro-TESEを施行しても精子回収できない症例は、現時点でこのiPS細胞からの精子形成しか望みはありません。
いずれにせよ、この受賞で予算面などさらに加速がつき、研究が一刻も早く臨床応用されるようになることを期待します。

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2 コメント

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MD-TESE手術について (ちびひろ)
2012-10-11 12:59:38
こんにちは。
来週先生に診てもらう予約をしてます。
他の病院で非閉塞性無精子症と診断され、染色体や遺伝子の検査はすでに済んでいます。
先生にMD‐TESEをお願いする場合、最短でいつぐらいに予約可能なのでしょうか?
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ちびひろさんへ (本人)
2012-10-11 16:32:14
予定が空いていれば、その週や翌週にでも可能です。
予定を合わせる形で相談しましょう。全ての検査が済んでいるのであれば、ご主人の空いている日を持って来てください。
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