質問・大学時代から交際している
恋人がいます。
彼はアメリカンフットボール部の
キャプテンをしていたアクティブで
力強い人でした。
ところが昨年就職してからは会う
度に｢こんなはずじゃないと思った｣
と会社の愚痴ばかり。
だんだん嫌になってきました。何
とか昔の彼の魅力を取り戻してもら
いたいですが、どうしたらいいでし
ょうか。
叡空・多くの人達は｢こうあるべき
だ｣、｢こうあることが『正しい』｣と
いうマインド・『自我(エゴ)が造る
｢思い込み｣』に縛られている。
｢もっと早く、もっと高く｣と『｢自
分の理想｣を考えながら翔ぶ』鳥は
いない。
鳥たちは｢考えることなく｣『今こ
こで必要な翔び方』を『ただ感じ』
自然に体が動いているだけ。
『これが正しい』あり方だと『思
考で決めつけることなく』。
あなたは愚痴を言うことは『正し
くない』、｢情けないネガティブな
こと｣だと思い込んでいないだろうか。
恋人が愚痴を言う『行為そのもの』
に｢正しい、正しくない｣の『思考判
断を無意識に下していないか』。
エネルギッシュだった彼が｢なぜ、
あなたに愚痴を吐くのか｣
『あなたのハートを恋人に向け
感じ』ただろうか。
愚痴を言うというのは『信頼でき
る相手にマインドの苦しみを語る』
ことで、｢痛みを分かち合いたいと
思う｣から生じる。
あなたへの『信頼であり愛の証』
だと言える。
学生時代リーダーシップをとって
きた彼は大学を卒業して実社会に触
れ、初めて『自分が思っていた理想』
とかけ離れた
『自分では理不尽で不合意だと思う』
体験の渦に巻き込まれ、出口がみつ
からずにもがき苦悩しているのだろう。
唯一のオアシスであるあなたへの
愛にすがりながら、投げ出された社
会の大海で｢辛うじて浮かんでいる｣
のかもしれない。
あなたの存在は｢今の｣彼にとって
は、｢暗い荒海を照らす一筋の光｣、
希になっているはず。
闇夜が永遠に続かぬように、恋人
の愚痴にも終わりは必ず来る。
現象世界の事柄は『常に循環する
もの』だから。幸・不幸のように留
まることなく。
どちらの判断もせず『受け流し
｢理解する｣のが中庸・愛そのもの』。
あなたは嵐が過ぎ去り彼のハートに、
日が昇る時を『現象世界の循環法則』
自然の流れを、ただ信頼すればいい。
それでも不安で不満なあなたのマ
インドには『完璧に愛そのもので在
る』言霊錬金術を贈ろう。
抑えきれない感情の波に襲われた
時、あなたは無判断、無執着で｢こ
れもまた過ぎ去る｣という想いで、
『ほうそうか、そうかもしれない。
それでも｢私達は｣完璧・愛そのものだ』
と唱えなさい。
あなたはエゴ・思いの先で必ず待
っている約束された『時なき道が必
ず観えてくる』から。
自我を排除せずその先に在る想い
を抱きしめる『愛の錬金術』で。
合掌