【公式】ヒバリクラブ 2021年2月28 日 世界が新しく変わりつつあるのか?
過剰反応?
しかし,アスベストの脅威に対する異常なほどの過剰反応が見られることを非難する科学者も少なくありません。
彼らの主張によれば,一部の科学者がその危険について大げさに言うために“繊維恐怖症”なるパニック状態が広まり,良い影響よりも悪い影響が生じているというのです。
例えば,バーモント大学医学部のブルック・モスマンが主宰する科学者のチームは報告書をまとめ,それはサイエンス誌(英文)に載せられました。
モスマン女史とその同僚は,オフィスビルや学校からアスベストを撤去するために莫大なお金が費やされていることを非難しています。
それは多くの場合,吸ってもほとんど危険がない,少量のアスベストまで避けようとするからだと彼らは言います。
実際,彼らの主張によれば,アスベストの撤去を予定している幾つかのビルでは,現に外部よりも内部のほうが空気中のアスベスト量が少ないとのことです。
引き合いに出された統計からすると,子供たちにとってはそういう少量のアスベストより,自転車に乗ることや,たまに来る稲妻のほうがはるかに危険です。
その上,アスベストの撤去工事には,あわてて取りかかってずさんな仕事をしたために,粉じんをかき回すことによって実際にはビルの中のアスベスト量を増やしてしまったケースも少なくありません。
そういう場合は,アスベストをそのままにして密封するだけのほうが安全だったでしょう。
さらに,ヨーロッパの幾つかの国がアスベストに関する法律の中で認めているように,あらゆる種類のアスベストに針の形をした同じ繊維があるわけではありません。
温石綿は,もっと長い,うず巻き状の繊維でできており,このほうが容易にひっかかって肺から排出されます。世界中で産出されるアスベストのおよそ95%はこの温石綿です。
中皮腫の大半を引き起こしていると思われる角閃石はごくまれにしか使われていません。
モスマンとその同僚はさらに,『繊維一本説』,つまりアスベストの繊維は1本だけでも死を招くことがあるという考え方を退けています。考えてみれば,アスベストは天然資源です。
サイエンス誌のある編集員によれば,どんな人でも毎年約100万本の繊維を吸っています。
しかし,これらの点を挙げても,すべての科学者がおとなしく引き下がるわけではありません。
1964年にアスベストの害について画期的な研究をしたアービング・J・セリコフ博士は,アスベストを少量浴びるだけでも非常に危険性があると主張しています。博士と同意見の科学者は少なくありません。
そのような科学者は特に学校の校舎について心配しています。校舎内のアスベスト量を測るだけでは意味がないと彼らは言います。危険なのは,絶縁体で覆われたパイプやボイラーのような,アスベストが集中するごく限られた一定の場所だけだからです。
好奇心旺盛ないたずらっ子たちはよくそういう場所を見つけてはかき乱します。そうなると,守衛や用務員はアスベストを定期的に浴びるかもしれません。
温石綿の害についても科学者たちの意見は一致していません。1990年の春に開かれた科学者たちのある国際会議は,サイエンス誌に載せられたモスマンの報告に対する回答として,温石綿は他のアスベストと同じほど有害であると言明しました。
その上ある人々は,アスベストの危険性を過小評価する科学者はアスベスト業界に利用されているに過ぎず,中には業界から金をもらって法廷で証言する科学者もいると批判しています。
貪欲という要因 へ続く>>>
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昨年、渋沢栄一生誕180年。
いま 深谷が熱い!! 久しぶりに深谷へ出かけました
名所が点在してるので徒歩ではかなり時間もかかりましたが
所々で花の写真も撮れ、いい思い出になりました。
撮影機材・NIKON coolpix ネオ一眼 (一見、一眼レフに見える高倍率コンデジ)
れんげ草とスイセンはスマホ撮影
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BGMは、フリー無料のBGM素材・音楽素材「甘茶の音楽工房」
より「春への憧れ」「故郷」「紅茶の時間」「春への憧れ」
#渋沢栄一ドラマ館 #渋沢栄一記念館 #誠之堂 #清風亭
埼玉県深谷・渋沢栄一ドラマ館 4K 2021年2月27日
恐るべき代償
しかし,このように急激に人気が上昇する中で,不吉な先行きを予感する声も上がっていました。
実際,今から1,900年も前にローマの歴史家プリニウスは,アスベストの鉱床で働く奴隷たちには呼吸器の障害があるようだと述べています。
プリニウスを皮切りに,多くの人が警鐘を鳴らしました。
1900年代の初頭,ヨーロッパの医師たちは,アスベストの作業員が呼吸器系の疾患で死んでゆくのに気づくようになりました。
1918年までに幾つかの保険会社は,アスベストの作業員の寿命が異常に短いことを指摘し,その保険の取り扱いを拒否しました。
1930年代までには,アスベストを大量に浴びると死に至る可能性が高いことが死体解剖によって確かめられました。各種アスベストの針の形をした非常に小さな結晶は,
肺や腹腔にまで侵入してから,そこに潜伏し,数十年後に病気を引き起こすことがあります。以下に挙げるのは,アスベストに関係した非常に一般的な病気の数例です。
石綿症。最も一般的な悩みの種で,特に長期間アスベストを浴びた人に見られます。肺の組織に傷ができると肺はだんだん堅くなり,肺の中の空洞がふさがれてゆきます。
石綿症になると息が苦しくなり,肺炎や気管支炎などの病気にかかりやすくなります。そして石綿症の人がそういう病気にかかると,普通よりもはるかに危険です。石綿症は不治の病で,死を招くこともあります。
肺ガン。これも一般的で,石綿症よりも多くの人がこの病気で死にます。しかし注意を引くこととして,アスベストを浴びることと喫煙の習慣が重なると,肺ガンにかかる確率は非常に高くなります。それは,喫煙の危険性と,アスベストを浴びることの危険性とを単純に足したよりもはるかに高い確率です。
中皮腫。まれではありますが,非常に致死率の高いガンの一種です。それが冒すのは,胸腔や腹腔の内面を覆う膜です。アスベストを浴びた量が少なくても発病したり,40年も後になって現われたりすることもあります。
「国際公共医療ジャーナル」誌によると,1986年から2000年にかけてアスベストが原因で苦しみながら早死にする人は,米国だけでも20万ないし30万人に上ると言われています。
もし本当にそうなれば,第二次世界大戦で戦死した米国軍人の数にほぼ匹敵することになります。
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最大倍率160倍撮影・4K 2月の満月スノームーン・ 2021年2月27日