ハルマゲドンの戦いとは何ですか
聖書の答え
ハルマゲドンの戦いとは,人間の諸政府と神との間の最終的な戦争のことです。それらの政府と支持者たちは現在でも神に敵対しており,神の支配権に服することを拒んでいます。
「なにゆえ,地上の王は構え,支配者は結束して,主(神)に逆らい,主(神)の油注がれた方に逆らうのか」。
(詩編 2:2)
ハルマゲドンの戦いでは,人間の支配に終わりがもたらされます。
「この王たちの時代に,天の神は決して滅ぼされることのない王国を建てます。その王国はほかのどんな民にも渡されません。これらの王国を全て打ち砕いて終わらせ,その王国だけが永遠に存続します」。
(ダニエル 2:44)
「ハルマゲドン」(アルマゲドン)という語は,聖書の中で1回だけ,啓示・黙示録 16章16節に登場します。
「啓示」の書つまり黙示録の預言によると,「人の住む全地の王たち」が「全能者なる神の大いなる日の戦争」のために「ヘブライ語でハルマゲドンと呼ばれる場所」に集められます。
「それらは実は悪霊の霊感による表現であってしるしを行ない,また人の住む全地の王たちのもとに出て行く。全能者なる神の大いなる日の戦争に彼らを集めるためである」。
(啓示・黙示録 16:14)
ハルマゲドンで戦うのはだれですか。イエス・キリストが神の敵たちに対して勝利を収めるため,天の軍勢を率いて戦います。
「私が見ていると,天が開かれ,白い馬が現れた。それに乗っている者は,忠実で真実な方と呼ばれ,正しく裁き,正義のために戦う。 この方の目は燃える炎のようであり,頭には多くの王冠がある。
この方には,ほかの誰も知らない名が記されている。この方は血に染まった外衣を着ており,神の言葉という名で呼ばれている。天の軍勢が,白くて清い上等の亜麻布の衣服を着て,白い馬に乗り,この方の後に従っていた。 この方の口からは長くて鋭い剣が突き出ており,それによって国々を討つ。また,この方は鉄のつえをもって人々を処罰し,全能の神の激しい怒りの搾り場でブドウを踏む。この方の外衣には,そのももの所に,王の中の王また主の中の主という名が書かれている」。
(啓示・黙示録 19:11~16)
「さらに見ると,野獣と地上の王たちとその軍勢が,馬に乗っている方とその軍勢に対して戦うために集まっていた。そして,野獣は捕らわれ,野獣の前で奇跡を行った偽預言者も捕らわれた。偽預言者は,野獣の印を受けた者たちと野獣の像を崇拝する者たちを,奇跡によって惑わしていたのである。野獣も偽預言者も生きたまま,硫黄が燃える火の湖に投げ込まれた。ほかの者たちは,馬に乗っている方の口から出ている長い剣で殺された。全ての鳥が彼らの肉で満腹になった」。
(啓示・黙示録 19:19~21)
それらの敵には,神の権威に敵対する者や神を侮る者が含まれます。
「私は,私の聖なる名を私の民イスラエルの中で知らせ,その聖なる名をもう汚させない。国々は,私が神(エホバ,ヤハウェ)であり,イスラエルの聖なる者であることを知らなければならなくなる」。
(エゼキエル 39:7)
ハルマゲドンの戦いは中東地域で行なわれるのですか へ続く>>>