地球の複雑さは、宇宙を創造し、今日もそれを支えている創造主(神)の存在を示しています。
地球…そのサイズは完璧です。地球のサイズとそれに見合う重力が地球の表面から約80キロの距離に広がる窒素と酸素の気体からなる薄い層を支えています。
もし、地球が少しでも小さければ、水星がそうであるように、地球を取り巻く大気の状態はあり得ない状況です。
もし、地球が少しでも大きければそれを取り巻く大気は木星がそうであるように遊離した水素を含んでしまうでしょう。
地球は惑星の中で唯一、草花や動物、また人間が生きることができるちょうどよい大気の調合で造られていることで知られています。
地球は太陽からちょうど良い距離に位置しています。私たちが直面する気温の変化は、だいたい ー34℃から+49℃です。
もし地球が少しでも太陽から離れた場所にあるなら、私たちは皆凍え死んでしまったでしょう。少しでも太陽に近ければ、焼け死んでしまったでしょう。
太陽から地球までのわずかな距離のずれは、地上で生命が生きることを不可能にしたでしょう。地球は太陽からの完全な距離を保ちながら約107,823km/hの速さで太陽の周りを回っています。
地球はまた地軸を中心に回転しながら地球の表面全体を毎日適切に暖めたり冷やしたりしています。
また、月も引力によって地球から適切な大きさと距離を保っています。
月は重要な海の潮の干満と動きを引き起こし、海の水がよどまないよう、そして巨大な海から陸に水があふれ出ることがないようにしています。
水…色がなく、匂いもなく、味もなく、その上、生きている者は水なしでは生きられません。植物も動物も人間も殆ど水からなっています。
(人間の身体の約3分の2は、水からできています。)なぜ、水の性質が生命に適しているのか見ていきましょう。
水は独特の高い沸点と氷点を持っています。水は私たちの身体を一定の36.9度に保ち、気温が変動する環境の中でも私たちが生きることができるようにさせてくれます。
水はすべてのものを溶かします。水の特質は、多くの化学薬品、ミネラル、また栄養素が私たちの身体全体へ運ばれ、細かい血管にまで届けるところにあるのです。
水はまた化学的に中性です。水は運ぶ物質の構造を壊すことなく、食物や薬やミネラルを身体に吸収させ、使わせることを可能にします。
水は独特の圧力を持っています。植物の中に入った水は、重力に反して上へ流れることができ、高い木の上にまで栄養素を届けることができます。
水は上から下へ向かって凍っていき、浮くことができるので、魚は冬でも生きることができるのです。
地球の97パーセントの水は、海にあります。しかし地球では水から塩を取り除き、その水を地上の至る所にばらまくシステムがあります。
蒸発作用は塩を残しながら海の水を取り上げ、雲を作ります。雲は風によって移動し、植物や動物、また人間の為に陸に水をまき散らします。
それは地上の生命を保たせる浄化と供給のシステムで、リサイクルと再利用のシステムです。
「川はみな海に注ぐが海は満ちることなく、どの川も、繰り返しその道程を流れる」。
聖書(コヘレトの言葉・伝道の書1:7)
「冬の奔流はみな海に出て行くが、それでも海が満ちることはない。冬の奔流はその出て行く場所へ、そこへ帰っては出て行くのである」。
(コヘレトの言葉・伝道の書1:7)
「川はみな、海に流れ入る、しかし海は満ちることがない。川はその出てきた所にまた帰って行く」。
(コヘレトの言葉・伝道の書1:7)