お助けコール

庭で鳴く蝉の声。
最初はオーシンズクズク、オーシンズクズクと鳴きますが、
だんだん早くなり「ジー」と鳴き終わります。

蝉の一生は羽化してから１週間ほどしか生きられません。
何だか無常な感じがしてきます。

つくづく聞き入ってしまいました。
もう夏も終わりなのか・・・・！
柄にもなくおセンチになる小町です。

電話のなる音に我に返る。
急いで受話器を取ると、エロさんへの電話である。

あいにくエロさんは外出中であったため、用件をメモしておいた。

暫くしてエロさんが外出先から帰って来た。
でも、その時はすっかり先ほどの電話の事を忘れたいた。

何もなかったようにテレビを見ていると・・・
電話が鳴った。
リーン、リーン。
受話器を取ろうと近づいたら切れた。

悪戯電話か？間違い電話か？
分からないが、人騒がせな電話であると思った時に・・・
先ほどの電話の事を思い出した。

アッそうだエロさんに電話の伝言があったのだ。
このまま忘れていたらエロさんに何て言われるかわからない。

何だか私の為に神様が掛けてくれた。
お助けコールの様な気がしてきた。