奄美自然観察記

高のフィールドより

【スリランカの旅ー11】 出会った鳥類Ⅰ

2014-06-15 23:38:13 | 鳥類


カササギサイチョウ Anthracoceros coronatus
全長が約78cmの大きい鳥で、くちばしの大きさはかなりインパクトがります。営巣時にメスは樹洞に入り、中から自分の糞で入り口を塗り固め、卵が孵化するまでオスがメスに餌を運ぶという珍しい繁殖をします。


セイロンヤケイ Callus lafayetti
スリランカの固有種で、国鳥に指定されています。いわゆるニワトリの原種と言われていて、なるほどと思いましたが、これほど美しい鳥とは思いませんでした。


アオショウビン Halcyon smyrnensis
中東から東南アジアかけて広く分布しているカワセミ科の美しい鳥。日本では石垣島や西表島で迷鳥として記録がありますが、スリランカでは普通のカワセミよりも多くて、ちょっとびっくりしました。


ムネアカアオバト Treron bicinctus
奄美には頭の赤くないズアカアオバトがいますが、これは名前のように胸が赤いアオバトです。このハトもスリランカに普通に生息して、何度も観ることができました。


スリランカツバメ(コシアカツバメの固有亜種) Cecropis (daurica) hyperythra
スリランカ固有のツバメで、コシアカツバメの亜種とされています。英名(Sri Lanka Swallow)どおりに仮に”スリランカツバメ”としました。コシアカツバメに似てはいますが、おなかがかなり赤茶色で違う印象を受けます。


インドトサカゲリ Vanellus indicus
くちばしから目の先や目の周りが赤いチドリ科の美しい鳥。水辺や農耕地周辺で見かけました。


クロトキ Threskiornis melanocephalus
東南アジアからインド、スリランカで繁殖しているトキ科の野鳥。くちばしから頭にかけて黒く、脚も黒色です。かつて江戸時代には日本でも繁殖していたようですが、最近ではめったにみられない迷鳥となっています。


インドクジャク Pavo cristatus 
沖縄諸島や八重山列島では外来種として野生化し問題となっていますが、こちらではもともとの生息地。はやり本来の生息地で観るためか、一段と美しく見えます。


インドハッカ Acridotheres tristisa
インド,中国南部,タイ,インドネシア,マレーシアなど東南アジアで繁殖していますが、ここスリランカでもかなりよく見かけました。ホテル前の大木の樹洞に出入りをしていて、どうやら繁殖しているようです。


シロガシラトビ Haliastur indus
南アジアやオーストラリアで繁殖している鳥で、スリランカでは普通に見かける鳥でした。日本では今年の4月12日に西表島で初めて撮影され、国内初記録となりました。


5年前の今日

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