奄美自然観察記

高のフィールドより

【スリランカの旅ー12】 出会った鳥類Ⅱ

2014-06-16 23:07:53 | 鳥類


インドトキコウ Mycteria leucocephala
全長約93cmほどのコウノトリ科の鳥で、くちばしから顔までオレンジっぽい色をしています。肩羽、大雨覆、三列風切は紅色を帯びていて美しい。かつては村々の周辺で普通に見られていたようですが、近年減少していて、ヤーラ国立公園内では群れでいるところを観ることができました。


コハゲコウ Leptoptilos javanicus
全長115cmほどで、名のとおり頭が禿げていて、ボサボサとした羽毛があります。この鳥もヤーラ国立公園内で観ることができたのですが、数は近年激減しているようです。


エンビコウ Ciconia episcopus
体長98-106cm。嘴は黒っぽくて先が少し赤く、脚も赤い。尾が燕尾状になっていることから、この名が付いています。水田で観ることができました。


スキハシコウ Anastomus oscitans
一見して現在奄美に滞在しているコウノトリと似ているのですが、くちばしが広くて中ほどに隙間ができているため、この名が付いています。この鳥は、水田や湿地などで結構普通に見ることができました。


リュウキュウガモ Dendrocygna javanica
スリランカやインド、東南アジアなどで広く生息しているカモです。名のとおり、かつては琉球諸島に留鳥もしくは夏鳥として生息していたのですが、1963年の慶良間列島での記録を最後に、その姿が途絶えてしまいました(1999年に西表島で2羽観察)。スリランカや東南アジアでは、結構たくさん生息しています。


ホシバシペリカン Pelecanus philippensis
日本では、2006年7月奄美で初めて記録されたペリカンで、非常に懐かしい思いがします。くちばしに小さな黒い班がたくさん付いています。群れで飛んでいるところや、営巣しているところも観ることができました。


インドアカガシラサギ Ardeola grayii
春秋の渡りの時期に奄美でも時々見かけるアカガシラサギとは、少し色合いや雰囲気が違います。湿地や川の傍で時々見かけ、この時も見事にカエルを捕食していました。


セイケイ Porphyrio porphyrio
クイナ科の鳥で、バンを大きくして体を青灰色に塗ったような美しいクイナです。一瞬、ニュージランドに生息が確認されたタカヘを思い出してしまいました。


アジアヘビウ Phoracrocorax
名のとおり、首がヘビのように長いウで、水に潜ったりして魚などを捕らえます。止まっているときは、長い首をグルっと回したりして、警戒していました。


タカサゴクロサギ Dupetor flavicollis
奄美ではこれまで2回ほど記録がある鳥で、湿地でじっとして餌を狙っていました。奄美で観るより、首からおなかにかけてはかなり真っ黒にみえました。


5年前の今日

この記事についてブログを書く
« 【スリランカの旅ー11】 出会... | トップ | 【スリランカの旅ー13】 出会... »

鳥類」カテゴリの最新記事