団地小説短編集を歩く

団地小説短編集の舞台を歩きながら団地や地域の魅力をお伝えします。

連載小説AKB 153 第130話 航洋丸と宏洋12000 明石海峡安全日記

2024-07-05 06:09:42 | 日記
   
   

明  東から第七青龍です。

  

健  近くの海岸でテトラポットを積む工事をしていることがあります。働き者のクレーン船です。

   

舞子 東から大きいほうのジャンボフェリーのあおいです。

  

明  甲板の上でお客さんが明石海峡大橋を見上げています。

  

健  あおい2号浮標を通過します。

   

舞子 あおい遠ざかります。西から小さいほうのジャンボフェリーのりつりんⅡです。

  

明  まさかのジャンボフェリー同士のすれ違いだ。まさかと言えば東京都知事選挙が学歴疑惑の小池さんと国籍疑惑の蓮舫さんの対決だ。東京都民の方

   は安心してください。小池さんが立候補すると言う事はあと4年間は第二関東大震災は起こらないようです。

健  小池と蓮舫の対決ではないかもしれない、真ん中を船が走っている。関東大震災からすでに100年、江戸東京で100年以上大地震が起なかった

   ことはない。第二関東大震災は、今日起きるかもしれない。二人とも任期中は第二関東大震災は起きないつもりだろうが。

  

舞子 真ん中を走っれいる船はまりんあわじだけと、小池でも蓮舫でも無い人が出てくるのが楽しみね。りつりんⅡ、ヨットとすれ違います。

  

明  なんと56人も立候補したが第二関東大震災の覚悟があるのは元航空幕僚長の田母神さんぐらいなものだろう。沖縄県最後の官選知事となった神戸

   市出身の島田叡は米軍の上陸予想される沖縄に赴任した。第二関東大震災の時に知事であるかどうかはロシアンルーレットのようなものであるが、

   だれが知事であるかは重要なことである。

  

健  台船と艀の混合二連曳きです。

   

舞子 巡視艇きくかぜが漁船の取り締まりでしょうか。取り締まりと言えばあの大阪府知事のコピーのようななっぺらお化けの気持ちの悪い大阪を向いて

   しか仕事をしない斎藤兵庫県知事が百叩きの刑らしい。

  

明  いきなり百叩きの刑になるわけではない。まず百条委員会が設置された。罪名は混合二連曳きどころではない色々だがとりあえず四つだ。

   まず県職員に対するパワハラ、知事選における違法行為、企業に対する生産・販売している商品要求のおねだり、阪神・オリックスダブル優勝を利

   用した大阪万博500日前記念の5億円優勝パレードの寄付金が実質九千万円しか集まらなくて県の補助金を受けた企業に寄付金を強要、実質税金

   で補填した事件などだ。

  

健  兵庫県民としては全く恥ずかしい。本来なら兵庫県の副知事の金沢さんが知事になるはずであった。しかし維新の影におびえた一部の自民党の県会

   議員が大阪府課長の維新系の斎藤を推して当時の維新びいきの菅総理が介入して自民党の分裂選挙になって金沢さんが落ちてしまった。自民党が分

   裂していなければ維新が候補を立てたとしても金沢さんが悠々当選だった。

  

舞子 巡視艇きくかぜ、また取り締まりでしょうか。漁船がいっぱいで安全指導ね。

   その斎藤知事が維新の議員並みの出来損ないだった。橋下徹は維新の議員の質の悪さに絶望して政治家を辞めたと言ってたけど、万博の破綻がわか

   ってて橋本も松井も逃げた思う。松井市長の最後の言葉は大ぶろしきを広げすぎたあとは何とかしてだった。

   

明  東から大形のタグボートだ。続いてフローリングドックだ。

  

健  堂々のフローリングドック御一行様だ。

  

舞子 フローリングドック御一行様明石海峡大橋を通過します。

  

明  ドックに何か積んでいる。フローリングドックは本来現場近くで防波堤や岸壁に使うケーソンを造るが廃船や巨大構造物を運ぶこともある。

  

健  フローリングドック御一行様の先頭は警戒船だ。

  

舞子 大型のタグボートです。この程度フローリングドックを曳くにしては大型すぎるのでずいぶん遠くから太平洋の荒波を超えてきたのかもしれない。

  

明  予備のタグボートも砕氷艦白瀬のように鮮やかなオレンジ色だ。流氷が来るような北海道の船かもしれない。

  

健  大型タグボート回頭します。後ろはこんな感じです。

  

舞子 荷物はいったい何かしら。

  

健  スクリュウーがある。船の船尾だ。古そうだから、昔難破した船を引き上げたのかもしれない。

  

明  フローリングドック遠ざかります。気を付けて行って下さい。本日の任務はこれで終了だ。



          船のデーター

       第七青龍

         起重機船                                         岡本海洋建設

       あおい

         客船(フェリー)           総トン数  5200トン              ジャンボフェリー

         全長  132m           航海速力  18.5ノット    旅客定員 620人  トラック 84台

       りつりんⅡ

         客船(フェリー)           総トン数  3638トン              ジャンボフェリー

         全長  116m           航海速力  18.5ノット    旅客定員 475人  トラック 36台

       CL14 きくかざ

         巡視艇(はやかぜ型)         総トン数  19トン                 神戸海上保安部

         全長  18m

       航洋丸

         海難救助船兼曳船           総トン数  2096トン(国際トン 2474トン)  日本サルベージ

         全長  86m            最大速力/巡航  18.15/16.5ノット

       宏洋12000

         フローテングドック          最大積載重量  12000トン             家島建設

         全長  64m   全幅  45m

       北翔丸 警戒船(前方)

         押船兼曳船              総トン数  98トン                  渋田海運
    
         全幅  30m            2600馬力

       とかち (後方)

         曳船                 総トン数  167トン                 渋田海運

         全長  32m            3600馬力


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