番外編 22 さよなら布引団地(2021.7.70)
番外編 23 布引団地解体撤去工事始まる(2021.12.17)の続きとなります。
平成7年1月17日阪神淡路大震災で手前の柏木ビルが倒壊する中、圧倒的な安定感を見せた布引団地ですが解体が始まりまし
た。経緯はわかる範囲で前回書きましたが、密集市街地の中での解体を追ってみました。
東・南・西は1メートル程度の犬走で道路に接しています。北はビルが建っています。布引団地団地は地上10階地下1階北側
の3割程度は地下二階です。敷地いっぱいに造られた地階の撤去工事が注目です。
この地は旧生田川の河川敷で分厚い砂利層のの上にあり比較的地盤がよく、大きな転石のがあることから布引団地には基礎杭は
ありません。巨大なベタ基礎で支えられています。柏木ビルがきれいに転倒したのは関係あるのかも知れません。
建築士の方にお聞きした最近の解体事情は完全撤去ではなく次の建物の建設に必要な範囲での部分撤去のようです。
令和4年1月の初め、屋上に解体重機のアームが二本見えます。一ヵ月少しで目に見えて低くなりました。
3月の初めには定点観測点からは歩道橋に隠れそうです。少し離れたビルからですが見にくいです。
4月には歩道橋から見ることが出来ます。一階の解体中です。
施設階の階段でしょうか一部三階建ての施設がありました。
4月の中旬を過ぎて南側は地下一階になります。
5月の初め北側では地下二階にかかります。工事の方のお話では建物の全面撤去のようです。建物の底を撤去中だそうです。
5月中旬から下旬、住宅のエレベーターピットとその二重底でしょうか。手前は地下二階部分です。
5月末、地下二階の二重底部分の撤去でしょか。ユンボのペリカンの口のようなアタッチメントはコンクリート片をふるいにか
けて粒のそろったバラスを作る機械のようです。次の建設工事ではまた掘ることになります。地下空間を埋めるのに解体廃材を利
用しているのでしょうか。
6月の初め地下2階部分は埋め戻されています。外壁はそのままで埋め戻しのようです。
6月中旬、外壁はそのまま埋め戻されているのでしょうは。外壁を壊している部分がありますから、埋め戻しながら解体撤去
している?それなら外側に大規模な大規模な土留め工事はいりませんが神業です。外壁の重さでずり落ちる気もしますが。
6月下旬北側地階1階まで埋め戻されました、南側は地下一階の床のようです。
7月下旬、大量の鉄筋が見えます。地下一階の床と二重底の鉄筋でしょうか。
8月上旬、残土の運び出しが行われていました。
8月中旬、新しい土が運び込まれています。外壁は残っています。
8月26日まだ外壁は残っています。気になります。
令和4年9月2日
約1年に及ぶ解体撤去工事がが終わりました。外壁と外周の犬走は撤去されています。
工事現場の仮囲いが撤去され、空地用の金網ガードフェンスが立てられています。
地下の外壁は撤去されたのでしょうか。この土地の現在の建蔽率は80%なので土地利用に大きな制約にならないと思います
が、地下の外壁を残しながら五十数年毎に建替えて行けば都市の寿命は案外短いかも知れません。
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