川崎重工神戸工場の潜水艦船台(神戸工場第1船台)の屋根が一部開いて潜水艦が見えます。
令和5年10月17日、令和2年度計画潜水艦の命名式・進水式が行われます。満艦飾に飾られて準備が進みます。
日章旗と社旗を掲げてハレの日を祝います。偉い方が次々に到着します。防衛大臣は来られませんので警察の姿は見えません。
防衛大臣も佐世保に選挙の応援に行かずに進水式出席されておればああゆう事にはならなかったでしょうに。
近くの小学校の児童が約200名、ご近所の家族連の皆さんも正門から入って行かれます。一定の年齢以上の神戸市民の方には
進水式を見た人がわりとおられます。小型船を作っている造船所のホームページでは進水式に「餅撒きがあります」の案内を見る
ことがあります。たくさんの人々に祝ってもらう伝統が復活したのでしょうか。造船王国日本を担う神戸では毎年たくさんの進水
式がありました。
海には瑞鳳丸・鳳山丸・三石丸・生田丸の4隻のタグボートに、多数の警戒船です。
船台の両側に紅白の幕が張られた観覧席が造られ、招待客が見守ります。
中突堤の先端の外野席、その前を進水式観覧のロイヤルプリンセスが急ぎます。
命名式
艦名を覆っていた紅白の幕が上がります。艦名は「らいげい」です。漢字では「雷鯨」となります。力の象徴雷とシリーズの鯨
になります。
進水式
港内の船舶の祝福の汽笛と共に船台を滑ります。艦橋の艦番号516が見えます。
着水です。
艦尾は一旦海中に突っ込みます。
そして浮き上がります。見えにくいですが艦尾側と艦首側の左右に浮きが付けられています。
✕舵の特有の美しい水しぶきが上がります。
大型潜水艦が船台を滑べる豪快な進水式が見られるのは世界でここだけです。ドックの中で建造されたり、陸上の工場で造られ
た潜水艦がシップリフトで海に下されます。
この日のための美しい艦首の飾りです。
港内遊覧から帰ったボーボーこうべはしばらく止まって進水式を見ていました。レストラン船コンチェルトが大きく迂回して出
港していきます。
昔は中突堤の外野席にも艦首のお披露目がありましたが今年もこの角度までです。
海を汚さないようにくす玉が外されます。
タグボート4隻体制で曳航されます。すでに進水式の飾りはほとんど外されています。
これから艤装工事が行われて令和7年3月に就役予定です。
たいげい
全長 84m 基準排水量 約3000トン ジーゼル電気推進方式の通常動力型潜水艦
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