真光寺は神戸市兵庫区にある時宗のお寺です。山門の右にある大壇林の大きな石碑は僧の学問所であった格式のあるお寺である
ことを伝えています。
山門の左には「遊行元祖 一遍上人示寂之地」の石碑があります。境内に一遍上人の御廟所があり、ご命日の正応2年
(1289)8月23日の新暦換算の9月16日に真光寺開山忌法要が行われます。
本堂の上に見える建物はUR賃貸キャナルタウンウエスト7号棟です。団地小説短編集の舞台になった団地とその周辺を歩いて
います。
神戸大空襲により境内の建物は尽く焼失、全ての再建となりますが広い境内は凛として風格が漂います。
後のご住職のご法話にもありますがお寺は観音堂から始まります。建物が新しいのは阪神淡路大震災による再建となります。
平清盛公御膳水の井戸 平清盛公が弁財天を勧進した時に、僧がこの井戸水でお茶をたてて献上したと伝えられています。清盛
七弁天の音楽弁天になります。今は観音堂に祭られています。
本堂には仏教五色旗が飾られています。いま流行の七色旗ではありません。
新型コロナの影響で開山忌法要は昨年までは僧侶のみで行われていました。今年から通常開催となりましたが御廟所における踊
り念仏の奉納は都合により中止とお知らせされていたので人数は少なめでした。
御法話 山号・真光寺に就いて 住職 長嶋尚道
『光明福寺』から『真光寺』へ の資料を頂きました。
恵蕚が唐から持ち帰った観音様を運ぶ途中、和田岬で船が動かなくなり堂を建てて祀ったのが真光寺の前身である光明福寺の起
こりとされています。一遍は観音堂で入滅します。一遍聖絵には光明福寺の山号額が見えます。
伏見天皇から真光寺の寺号を拝領します。山号の西月山は東の山門から西の本堂に見た時に満月が上ることが言われだそうです
がご住職も一度も見たことが無いそうです。(それでいいのだ!バカボンのパパ)
御忌法要
ご住職を中心に8人のお坊様の合唱です。時宗の場合も声明でいいのでしょうか。
尼様のソプラノが入ると華やかになります。
回 向
「我なきがらは野に捨てけだものなどに施せよ」のお言葉もありましたが大勢の信徒によっれ荼毘に付され手厚く葬られました。
石造五輪塔 兵庫県指定重要有形文化財 南北朝時代
一遍廟所 兵庫県指定史跡名勝天然記念物 鎌倉時代後期 元禄時代に現在の形に改造
御廟所で回向が行われました。
ご参拝の皆様も少なめでした。
お坊様に続いて一般の参拝者もご焼香させていただきました。
踊り念仏の奉納
小説キャナルタウン 46 真光寺踊念仏(開山忌法要)(2019.9.27)をご覧ください。令和元年の記事です。
まずお坊様だけで踊ります。薄墨の衣がご住職です。民衆救済のために16年間遊行した一遍上人のお姿を現しているのでしょ
うか。ご住職のご病気の後の足の状態が踊り念仏の奉納の中止の理由のようです。一日も早いご回復をお祈りします。
本来はもっと激しい踊りであったものが能の影響を受けて静かになったそうです。阿波踊りも踊念仏から発生しています。鉦や
太鼓を打ち鳴らすところは同じです。
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