団地小説短編集を歩く

団地小説短編集の舞台を歩きながら団地や地域の魅力をお伝えします。

連載小説AKB 67 第57話 AKB稲爪浜ゑびすに行く(稲爪神社)

2020-01-24 05:59:10 | 日記
  明  我々は稲爪浜ゑびすに来ている。

  

  健  「御利益はどこよりも稲爪浜ゑびす」さすがは商売の神様すごいキャチコピーだ。

  舞子 「縁結び・受験生にもキキメ有り」大黒様はゑびす様のお友達だけど、本殿の神様も総動員ね。
  
  明  「老若男女、吉兆を買って福をつかもう 徳徳福引き(福銭つかみどりも有り) ぜんざい・ゑびす神・大国神とツー

     ショットとお楽しみが色々あります」とゑびす様はサービス満点だ。

  健  「十日午後5時ごろ餅撒き予定(雨天中止)」とある。

  明  ビエラ明舞の開店の時も餅撒きが無かったが、我々はついに餅撒きに巡り合うことが出来た。我々の実力を発揮する時

     が来た。      連載小説AKB 41 第38話 祝開店ビエラ明舞(2018.11.16)をご覧ください。

  

  健  ここが稲爪神社だ。今日は初ゑびす祭バージョンになっている。

   

  舞子 お寺では仁王様だけれどもお宮ではおひな様と同じね。

   

  明  神門をくぐると正面が稲爪神社神社です。天照大御神のお兄様の大山祗大神を主祭神にお祭りする大変格式の高い神社

     です。そして東側の塀の無いところから入ると正面に稲爪浜ゑびす神社があります。

   

  舞子 みんなでまずお参りしましょう。

  健  このブログの経営方針は取材費はお賽銭と図書館のコピー代のみだから当然お賽銭は上げます。

  明  さすがに商売の神様、商売上手だ。たくさんのお供えを集めた。

  健  お供えがたくさん集まるのは御利益があるからだ。罰が当たる。

   

  舞子 ゑびす様の縁起の良い振る舞い酒がありますが私たちは飲めません。

  

  明  きれいなお姉さんの吉兆のお店です。ささやき女将は船場吉兆です。

   

  健  千円から三万五千円まであります。  

   

  明  しかし、ここにもいっぱい吉兆がある。

  舞子 それは去年買って一年間お祀りした吉兆を神社に納めているのよ。

  明  しかし新品同様だ。我々が半額で売り出そう。

  健  それでは吉兆ではなくて船場吉兆になってしまう。罰が当たる。

  

  舞子 福引にたくさんの列が出来ています。

   

  健  ゑびす賞が商品券で、大国賞が福銭つかみどりです。この人は3550円でした。

  明  一人一人、金額を数えてるんだ。ゑびす様も大変なんだ。

  健  税務署に経費として認めてもらうためかもしれない。

   

  舞子 ぜんざいのお店があるわ。いただきましょう。

  健  しかしこのブログの経営方針は取材費は賽銭と図書館のコピー代のみだ。

  明  しかし100円だからお賽銭という事にしておこう。

  舞子 大きなお餅が入っているわ。

  明  しかしこれは蛍光灯が映っているのだ。

  舞子 本当のお餅は小豆の中に埋まっていました。小豆がいっぱい入っていておいしいわ。

   

  明  いよいよ餅撒きの時間だ。緊張する。しかしこの列はなんだ。

  舞子 神主様が紙をまいてお祓いをしている。

  

  健  しかし放送によると餅撒きではなくて餅配りのようだ。一人2個で2回並んではいけない。

  明  残念ながら我々の実力を発揮することが出来ない。しかし2個のお餅をゲットできた。

   

  舞子 この日は大黒様が都合でお休みでゑびす様が大忙しでした。

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