東京の上野にある国立博物館で開催していた「大恐竜展知られざる南半球の支配者」に行って参りました。開催期間が2009年6月21日までだったのですが、もう終了しているので言いたいことが書けると思いまして、今回、思ったことを。
と申しましても恐竜好きの人たちの間では今更な話題なんですいません。新鮮味の無い話題であること事前にお断りしておきます。
今回のこの「大恐竜展知られざる南半球の支配者」ですが、読んでのとおり「南半球」で発見された恐竜をメインにした展示内容です。
恐竜の研究は英国から始まりました。メガロサウルスと名付けられた、肉食恐竜の歯がついた顎の骨の化石が世界で初めて命名された恐竜です。当時は大昔にこの地上に巨大な爬虫類がいたらしい。という程度の認識ですが「恐ろしいほど巨大トカゲ」ということで「恐竜」という今に繋がる生物としての総称が決められたのです。
その後もヨーロッパでは多くの恐竜の化石が発掘されましたが、何と言っても恐竜研究の中心は北米大陸であった時代が長く続きます。代表的な恐竜である「ティラノサウルス」や「アロサウルス」、「トリケラトプス」などはすべて北米大陸で発見されました。
しかし最近は南米大陸およびアフリカ大陸、オーストラリア、南極の「南半球」で発見される恐竜が注目を集めています。
それは恐竜の出現が三畳紀の南米大陸と考えられる化石証拠が発見されているからです。とは言ってもこの時代は地球には「パンゲア」と呼ばれる巨大な超大陸が1つだけ存在していたのですが。
現在、最古の恐竜では無いかと認識されている「ヘルレラサウルス」や、それより古い「スタウリコサウルス」は南米で発見されています。これら原始的な獣脚類のうち古竜脚類の特徴を持つ種類から古竜脚類が分化し、更に巨大な竜脚類が発生していったという説があり、北米やヨーロッパでの発見だけでは説明が難しい恐竜の起源と巨大化などの進化を探る上で、南半球の恐竜化石の研究は非常に重要であるとされています。
北米の有名どころ恐竜。また最近まで注目を集めていた中国を中心とした「恐竜→鳥」進化を証明する新発見。もちろん現在も未来も検証、研究が続けられることでしょうが、これらが一般に公開されつくしてしまった感がある中で、今回は南半球の恐竜化石をメインにすることは当然の流れと言えます。
次回、この恐竜展の目玉を紹介しがてら、おもしろいエピソードをご紹介いたします。
と申しましても恐竜好きの人たちの間では今更な話題なんですいません。新鮮味の無い話題であること事前にお断りしておきます。
今回のこの「大恐竜展知られざる南半球の支配者」ですが、読んでのとおり「南半球」で発見された恐竜をメインにした展示内容です。
恐竜の研究は英国から始まりました。メガロサウルスと名付けられた、肉食恐竜の歯がついた顎の骨の化石が世界で初めて命名された恐竜です。当時は大昔にこの地上に巨大な爬虫類がいたらしい。という程度の認識ですが「恐ろしいほど巨大トカゲ」ということで「恐竜」という今に繋がる生物としての総称が決められたのです。
その後もヨーロッパでは多くの恐竜の化石が発掘されましたが、何と言っても恐竜研究の中心は北米大陸であった時代が長く続きます。代表的な恐竜である「ティラノサウルス」や「アロサウルス」、「トリケラトプス」などはすべて北米大陸で発見されました。
しかし最近は南米大陸およびアフリカ大陸、オーストラリア、南極の「南半球」で発見される恐竜が注目を集めています。
それは恐竜の出現が三畳紀の南米大陸と考えられる化石証拠が発見されているからです。とは言ってもこの時代は地球には「パンゲア」と呼ばれる巨大な超大陸が1つだけ存在していたのですが。
現在、最古の恐竜では無いかと認識されている「ヘルレラサウルス」や、それより古い「スタウリコサウルス」は南米で発見されています。これら原始的な獣脚類のうち古竜脚類の特徴を持つ種類から古竜脚類が分化し、更に巨大な竜脚類が発生していったという説があり、北米やヨーロッパでの発見だけでは説明が難しい恐竜の起源と巨大化などの進化を探る上で、南半球の恐竜化石の研究は非常に重要であるとされています。
北米の有名どころ恐竜。また最近まで注目を集めていた中国を中心とした「恐竜→鳥」進化を証明する新発見。もちろん現在も未来も検証、研究が続けられることでしょうが、これらが一般に公開されつくしてしまった感がある中で、今回は南半球の恐竜化石をメインにすることは当然の流れと言えます。
次回、この恐竜展の目玉を紹介しがてら、おもしろいエピソードをご紹介いたします。