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平成27年度 技術士第二次試験問題【建設部門:道路科目】

2015年07月23日 06時30分26秒 | 過去問題【道路科目】
■読者の皆様、おはようございます。

技術士第二次試験の筆記試験が終わりましたね。
受験生の皆様、たいへんお疲れさまでした。
試験の出来はどうだったでしょうか。

さて、試験も終わってゆっくりしたいところですが、道路科目Ⅲの解答論文だけは早目に復元しておいてください。
なぜなら、口頭試験において筆記試験のことが聞かれるからです。
詳細は、技術士会のHPで確認してください。
記憶が確かな今のうちに復元しておきましょう。
ただ、一字一句でなくても骨子だけでもいいと思います。


■それでは、H27年度の試験問題が解りましたのでアップします。
受験対策の参考になれば幸いです。



        平成27年度技術士第二次試験問題[建設部門]


9-7 道路【選択科目Ⅱ】


Ⅱ 次の2問題(Ⅱ-1,Ⅱ-2)について解答せよ。(問題ごとに答案用紙を替えること。)

Ⅱ-1 次の4設問(Ⅱ-1-1~Ⅱ-1-4)のうち2設問を選び解答せよ。(設問ごとに答案用紙を替えて解答設問番号を明記し,それぞれ1枚以内にまとめよ。)

Ⅱ-1-1 道路の維持・補修に関する具体的な技術基準等が,道路法及び政省令等により整備された。これらに基づく定期点検の対象施設を列挙せよ。また,これらに基づき道路管理者が実施する維持管理の業務サイクル(メンテナンスサイクル)の各段階について説明せよ。

Ⅱ-1-2 円形の平面交差点形式の1つであるラウンドアバウトの長所を多面的に説明せよ。また,我が国においてラウンドアバウトを導入する上での留意点を2つ述べよ。

Ⅱ-1-3 遮熱性舗装と保水性舗装について,それぞれの路面温度上昇抑制のメカニズムを説明せよ。また,路面温度上昇抑制機能の評価方法を説明せよ。

Ⅱ-1-4 盛土部の排水処理を設計する上で,地下排水工の設置が必要となる盛土の部位を列挙し,そのうちの2つの部位について具体的な対策工と留意点を述べよ。


Ⅱ-2 次の2設問(Ⅱ-2-1,Ⅱ-2-2)のうち1設問を選び解答せよ。(解答設問番号を明記し,答案用紙2枚以内にまとめよ。)

Ⅱ-2-1 近くに小学校や鉄道駅がある都市部の住宅地域を通過する4種2級の2車線道路が計画されている。この道路計画の担当責任者として,下記について述べよ。
(1)この道路に必要な横断面構成要素と各々の要素が持つ機能
(2)この道路計画の立案に対して,「沿道住民」,「歩行者」及び「自転車利用者」の視点で,それぞれ2つ以上の留意点

Ⅱ-2-2 2020年の東京オリンピック・パラリンピックに備えて,首都圏を中心にインフラ整備が進められることとなるが,一方で,それに伴う大量の建設発生土の処理が課題となっている。都市部で大規模なトンネル工事を計画する担当責任者として,下記について述べよ。
(1)建設発生土を有効利用する上での課題(なお,課題は2つ挙げそれぞれの内容を述べること。)
(2)(1)の課題を踏まえ,当該工事の建設発生土を有効利用するための方策と留意点


9-7 道路【選択科目Ⅲ】

Ⅲ 次の2問題(Ⅲ-1,Ⅲ-2)のうち1問題を選び解答せよ。(解答問題番号を明記し,答案用紙3枚以内にまとめよ。)

Ⅲ-1 道路をはじめとする社会インフラについて,その機能を時間的・空間的に最大限に発揮させるよう,「賢く使う」ことが重要となっている。特に,ネットワークの形成が進んでいる高速道路を「賢く使う」ことについて,以下の問いに答えよ。
(1)高速道路を「賢く使う」ことが重要となっている社会的な背景を述べよ。
(2)高速道路の使い方の観点から,その機能が十分に発揮されないために発生している課題について,多面的に述べよ。
(3)(2)で掲げた課題のうち1つについて,これを解決するために高速道路を「賢く使う」方策を挙げ説明せよ。また,その方策を進める上での留意点を述べよ。

Ⅲ-2 海外の主要都市に比べ,我が国の都市では電柱が林立しており,課題と指摘されている。道路空間の無電柱化について,道路に携わる技術者として,以下の問いに答えよ。
(1)無電柱化の目的,効果について多面的に述べよ。
(2)我が国において,無電柱化を進める上での課題を述べよ。
(3)(2)の課題を解決し,我が国において無電柱化を推進するための方策と,それを進める上での留意点について述べよ。


■今年の試験問題どうでしたか。
以下、もし私が受験生だったら・・・という仮定で書いてみます。

●Ⅱ-1
Ⅱ-1-3以外を選択したでしょうね。
「メンテナンスサイクル」と「ラウンドアバウト」がキーワード。
特に、ラウンドアバウトは、一般新聞でも取り上げられていました。
だから、受験生以外の方でも概要くらいは御存知の方も多いはずです。
道路の受験生なら、いかに技術士らしい文章が書けるか、ですね。
●Ⅱ-2
これは、Ⅱ-2-1ですね。
らがーさんもブログで書かれていましたが、Ⅱ-2-2のトンネル建設に伴う建設発生土!?
これはないでしょう。
道路科目では、時々こういう問題が出題されるのですが、一体どういう意図なのでしょう?
少なくとも道路科目には相応しくない、と個人的には思っています。
●Ⅲ
Ⅲ-1、Ⅲ-2のどちらでも何とか書けそうですが、試験本番で3枚書けそうなのはⅢ-2の無電中化でしょうかね。

■全体を通して・・・
自分自身が実際経験したことのない分野の問題には恐らく歯が立たないと思います。
やはり、技術士試験は日頃からアンテナを高く立てて、道路に関する情報には貪欲になることが不可欠だと思った次第です。
広~く、それなりに深~く掘り下げることが重要ではないでしょうか。
 
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