続・トコモカリス無法地帯

うんざりするほど長文です。

立体の充実

2015-07-27 21:43:58 | 収集物
ここまで生きてきてたくさんのモノに影響を受けました。重度のオタクを自認してますから平均よりも多くのモノを見て、好きになったり、毛嫌いしたり、馬鹿にしたり、染まってしまったり、それはもう目録を作るだけで山ほど容量を食いそうですが、そういえばここ毎日の日記は好きなモノを並び立ててるだけで、記録の体を為してませんでした。

今年も半分過ぎたので振り返ります。個人的には2015年というのは少し異常な年。これまでコース外・周回遅れでまったく時流に乗ってこなかった私の嗜好に、世の中の方が乗ってきたおかしな流れ。自意識過剰?それならいいんだ、気のせいで済むなら財布にダメージは届かない。

群れに入らず基本的に個人経営オタクな私は、流行を追ってきませんでした。ただ単に自分の気に入ったモノばかりしつこく、見て読んで楽しんでました。
マッドマックスとか、ブルーナイトとか、トコモンとか、他人と話題を共有しないまま40年、30年、15年と一人でかき集めていました。古い昔のB級ジャンルでした。
今年2015年は「マッドマックス4」が上映されて、「ブルーナイト・ベルゼルガ・テスタロッサ」が1/24でキット化され、トコモンフィギュアが3種も出ました。
なにこの重なり具合。一つ一つは嬉しい要素ですが一度に受け取るには少々重い。つーか今頃になって何なんだ。

どーせこんなジャンル忘れ去られていくと思っていたのに、変な流れが来て立体物が次々商品化されていくのですが、今は物価が高いので揃えるには意外と高くつきます。それでも発売時期を逃すと入手困難なくらいには数が少ないので、予算繰りを緊急変更しながら組み込んで行きました。どれも値段が5桁の商品ですが、20世紀の頃ではこうしたマイナージャンルの品は、数万円のガレージキットを苦労して組み立てて、キレイに塗装して仕上げないと入手できなかったことを考えると、現在は破格値で買えるとも言えます。渋ってる場合じゃない。

そんなこんなで、現在私の部屋の棚には
「なんのイベントも無い時期に出た40年前映画のカスタムカー」
「資料の絵が3枚しかない小説版のボスロボ」
「2両だけ試作したが実戦配備されなかった超重戦車」
「玩具会社が既存ロボ金型を改造してでっち上げた40年前のオリジナルロボ」
「玩具会社が自前で考えた40年前のオリジナルロボ」
「全75話中に1回しか登場しなかったやられメカ」
「全92話中に1回しか登場しなかったやられメカ」
「一人だけ途中で死んで幼年期からやり直したデジモン」
「40年前の玩具オリジナルキャラクターの海外版の出来の悪いリメイク」
等が様々な出自で並んでいます。当時品、今の技術でリメイクした物好き企画、本編終了後10年経ってから他所の会社から出てきたやつ、いろいろいます。

つか、主人公格って幾つも何度も商品化されるから、急いで押さえておく必要が無くて、限られた予算内だとどうしても優先順位が下がります。結果なぜコイツが、というような端役チョイ役から揃えていくので、日陰者の集会場みたいな部屋になるのです。
だから2015年は、長年の日陰者達が一気に表舞台に躍り出て華々しくも短く咲いた変な年なのです。