稲城の図書館サポーターみんなのとしょかん Neo

東京都稲城市で「市民の力になる図書館」の発展をめざして活動している市民グループです。

ステイホームのお供に~青空文庫

2020-05-24 19:00:00 | ご存知ですか?
今日は作品の宝庫、青空文庫のご紹介です。
https://www.aozora.gr.jp/

青空文庫は、インターネットの電子図書館。だれでもいつでも無料でアクセスできます。
著作権の消滅した作品と、「自由に読んでもらってかまわない」とされたものが集められていますが、とにかくすごい数の作品が登録されています。
宮沢賢治や新見南吉など教科書にのっている人の作品もありますし、日本の昔話から、アンデルセン・グリム童話などもあります。
総ルビ(漢字全部にふりがながついている)ばかりではありませんが、小学生でも読むことが出来ます。

青空文庫では、公開されている作品を、「作家別」「作品別」「分野別」「検索」で探すことができます。
「分野別リスト」の中にある「児童書」トップを見てみましょう。+
http://yozora.main.jp/
図書館で見たことがある数字や言葉で分類されています。
伝記が好きな人は「2.歴史」→「28.伝記」→「289.個人伝記」で、福沢諭吉や科学者たちの伝記を読むことができます。
物語が好きな人は「9.文学」をクリックしてください。日本の物語なら「913」です。

古い言葉で書かれているものもありますが、これを機会にチャレンジしてもおもしろいですよ。
たとえば、図書カード:No.54926 作品名:『えほんのアリス』
https://www.aozora.gr.jp/cards/001393/card54926.html"rd54926.html
そう、ディズニー映画でも見たことあるかもしれませんね、ルイス・キャロルが書いた『不思議の国のアリス』のお話です。
冒頭(お話の最初)懐中時計を見ながらあわてて走っていくうさぎに出会います。
ある本では、うさぎは「たいへんだ、たいへんだ!すっかりおそくなっちまったぞ!」、別の本では「たいへんだ! どうしよう! まにあいそうにもないぞ1」とひとりごとを言います。
でも『えほんのアリス』の中ではこう言っています。「やんぬるかな! ちこくでおじゃる!」
さし絵もルイス・キャロルが出版した当時のジョン・テニエルの絵が使われています。ちょっとぶきみに感じるかも?
『えほんのアリス』では漢字は使われてないので、低学年から読めますね。
高学年なら、図書カード:No.5732 作品名:『アリスはふしぎの国で』
https://www.aozora.gr.jp/cards/001393/card57320.htmlはいかがでしょう。

筆者はたて書きの「青空in Browsers」で読みましたが、横書きなどいろいろなデータで提供されているので、自分が読みやすいものを選んでください。

他にも『ピーターラビットのおはなし』は『あなうさピーターのはなし』として、別の訳者の作品がのっています。
https://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1505.html

作者の名前がわかっていれば、作家名で探すこともできます。
昔話を読みたい人は「楠山正雄」のところを見てください。
英米文学にも名作がたくさん!
推理小説のシャーロックホームズシリーズも揃っています。
https://www.aozora.gr.jp/index_pages/person9.html#sakuhin_list_1

この青空文庫は、自粛期間だけではなくいつでも読むことができます。
おもしろいなと思える一冊を探してみてくださいね。
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ステイホームのお供に~イタリアの人々

2020-05-24 10:27:46 | ご存知ですか?
今日はイタリアからの情報をご紹介。

内田洋子さんという、イタリア在住のジャーナリスト・エッセイストをご存知でしょうか?
イタリア好きの方はもちろん、本好きな方が多いみんとの読者はご存じ化もしれませんね。

モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語
https://hojosha.co.jp/menu/591906
という、本と人々をつなぐ、わくわくするような物語を刊行された方です。

イタリアでどんな暮らしをされているか、ふと気になってネット検索したところ、
こんな試みをされていました。

「デカメロン2020」©(Decameron2020)©
緊急非常事態宣言が発動されたイタリアを、イタリアの若者が語る、描く、見つめる、歌う
https://hojosha.co.jp/free/decameron2020_24
報道には表れない、普通に生活している人々が、何を想いどんな暮らしをしているのか。
彼らの言葉に、私たちの暮らしをもう一度見つめなおすヒントが隠されているような気がします。
お時間があったらぜひご一読ください。
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