Ｍ・ダックス ちびちゃん

３月の始めにペットのパンツがほしいという電話がかかってきた
犬種を聞けばＭ・ダックスって・・・
このパンツを作ったのは介護が大変な大型犬を想定していて
需要があったのでパグ、フレンチブルのＳサイズまでは作った
けれど、それより小さいわんこは軽くてお世話がしやすいので
使う飼い主さんは少ないと思い
それよりはとサニタリーパンツを作ったの
ちびちゃんは♂なのでオーダーで作ることになり
後日で１５分ほどのちびちゃん宅に採寸に出かけることになった

ちびちゃんは先天性の難病なんだとか
生後２ヶ月ちょっとになり貰い手が決まって
新しいおうちに行く直前に病気が見つかったんだって
それで今は両親とおねーちゃんＭ・ダックスと暮らしている

おうちに行き部屋に通されて待っていると
飼い主さんが大事そうに
フリースのブランケットに包まれたちびちゃんを連れてきた
最初の診察では１歳まで生きられないかもしれないって言われたそうだ
けれど、今は1歳２ヶ月で元気そうに見える



ちょこっと話しかけて徐々に近づいて警戒心をとり
「ちょっとお腹の周りを測らせてね～」とフリースを取るととーっても細い
念のために持ってきたＳサイズも２Ｓサイズのサニタリーパンツでもまだ大きい
これは型紙から作っていかなくてはならないから大変
１週間ほどかかること、生地の確認をいただいて
後でやってきたちびちゃん一家としばらく遊ばせてもらった

そのとき最初に電話もらったときに洋服は作ってないかと聞かれたことを思い出し
事情をうかがうと、ちびちゃんは皮膚が薄くて傷つきやすいので
市販のペットの洋服だと
袖の生地と生地が重なったところで傷がついてしまったり
すりむいてしまうんだって
洋服は作っていないのだけれど、一度考えてみますということと
そういうことならパンツも体に当たる面がフラットの
床ずれ防止仕様で作ってくるとお伝えしてちびちゃん宅を後にした

そうそう
電話をいただいたとき、最後にどこで・なにであとりえｍｅを知ったのかをうかがったら
高槻Ｍ動物病院でチラシを見たって
先日訪問したときに院長先生をはじめどの先生とも会えず
ダメもとでおいてきたチラシが貼ってあったなんて・・・
ちびちゃんにパンツが気に入ってもらえたら、お礼にうかがわなくっちゃね


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