「ガス燈」

「愛と哀しみの迷宮（ラビリンス）　メロドラマの深き谷を歩め」
【私が結婚した男～だめんず美女の迷い道～】

「ガス燈」1944年　米　監督：ジョージ・キューカー　デジタル
Gaslight

遺産を相続した娘が留学先で出会った男と結婚し帰国するが･･･。霧のロンドン、殺された叔母の屋敷、点滅するガス燈、不気味なメイドと、ゴシック・ロマン的舞台は完璧。モラハラ夫に追い詰められ錯乱していくバーグマンの名演技に酔いしれる傑作。


「断崖」と二本立て。
美人が無防備に恋に落ちると･･･





モラハラ夫に追い詰められて、憔悴していく若妻バーグマンの美しさ。
陰湿で執拗な夫グレゴリーだが動機は極めて純粋。対して刑事キャメロンの行動原理はかなり不純。
これもバーグマンの美しさ故に抱く感想だな。





ジトジト苛めぬかれるだけに反撃が爽快。
メイドや近所のおばちゃんの役割も効いてます。

ガス燈のあるロンドンの街。明滅する部屋のガス燈。



1940年ソロルド・ディキンソン監督作のハリウッド・リメイク版。1940年版も見ておきたい。



シネマヴェーラ渋谷