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JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

ルイス・ブニュエル 「アンダルシアの犬」

2006-09-26 | 映画(DVD)
昇天峠」に続きましては「アンダルシアの犬」

シュルリアリズムの実験的映像として、映画史上極めて意味のある歴史的映画ってとこでしょうか。

16分足らずの小品ですが、何故かかみさんが大気に入りで是非とも手許に置いておきたいというのでビデオを買って持っています。

歴史的に意味がある。ただそれだけの物ってつまらなかったりしますが、私はこれなら許せます。
いろんな人が影響を受けて、引き継がれてきているのでしょうね。
1928年の作品だからブニュエル28歳、共に制作に関わったサルバトール・ダリは24歳。

オープニングのショッキングなシーンが有名ですね。
私はこのシーンを見て筒井康隆の「傷ついたのは誰の心」を思い出しました。
筒井漫画にもなっている名作シュール小説です。

他にも手の平に蟻が巣食っていたり。転がっている手首を杖でつついて、箱に納めたり、馬の死骸を積んだ2台のグランドピアノをロープで引っ張るなどなど・・・
脈絡の無い画像がつぎはぎされて行きます。

海岸で見詰め合うカップル。
抱擁から熱いキス・シーン・・・海岸を仲良く歩く2人の後姿。
ラストはロマンス映画のハッピー・エンド
かと思いきや
・・・落ちあり(FIN)

わけのわからん映画を見せられて腹が立つ場合がありますが、これは意味不明の映像を楽しめる作品でした。画像の古さ、無声であるのが良かったのかも。
16分だしね。



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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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これは・・ (さらさ)
2006-09-26 16:04:35
夫が大絶賛の映画なんですよね。

大学の講堂やアングラの映画上映会なんかでは、けっこう、上演されていたのに、

「おまえには、刺激強すぎやな~」

と、結局、未だに観ていない作品です。



目玉をどうとか、こうとか・・・???



観てみたいです^^
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確かに (imapon)
2006-09-28 21:21:30
さらささんの旦那様ってやっぱり素敵ですね。

確かに冒頭シーンなんか刺激が強すぎるかもね。

考える映画じゃなくて感じる映画・・・
返信する

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