JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「ドラムと恋と夢」

2020-01-19 | 映画(DVD)
「ドラムと恋と夢」1956年 日活 監督:吉村廉

遊園地の一角。見世物小屋の通称フラ公は一流のドラマーになることを夢みて今日も空地でバケツを叩いていたが親方に叱られ、食物屋スマイルの親父のところに逃げ出した。彼は、そこで無銭飲食をした盲目の娘侍子を知った。彼女は、二、三年前急に盲目となり、田舎から持参した治療費も悪い男に盗られて、死のうと決心していた。フラ公は自分を一流音楽家だと偽って彼女に治療費を出すと約束し、その夜の野外劇場ジャズ演奏会でドラムを演奏すると言ってしまった。




芦川いづみ特集でこれをかけた新文芸坐に感謝。いづみさん目当てじゃなきゃ見逃しかねない一本。
芦川いづみは老けメイクの眼科女医北原三枝の横に佇む看護婦としてチラッと。



中編ながらフランキー堺の粋な所作から目が離せない。
見世物小屋の蛇男
レスリングでの賞金稼ぎ。

中原早苗が盲目純真少女。
音楽家で楽団率いるドラマーと騙るフランキーの姿を想像する盲目少女。長門裕之?岡田真澄?葉山良二?最後に正解のフランキー堺の時だけ、ちょっとガッカリ表情なのどういう事よ(分からないでもない・・・)w

中原早苗、開眼してベッドからセンターカーペットでのダンシング‼

「街の灯」を意識したラストもいいね。

池袋 新文芸坐 2019年12月「芦川いづみ映画祭」



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ジャズ・オン・パレード 19... | トップ | 東京にこにこちゃん「ラスト... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画(DVD)」カテゴリの最新記事