
Laputa Animation Festival 2010
「エストニア作品集」

「ヴィオラ」 1999/12分/カラー
プリート・テンダー
哀しみの海にある離れ小島での日常。「MAN」の形のヴァイオリニストはダンサーの妻と悲喜劇的なショーを演じる。その時、片手の椅子男はより慈悲深い未来へと歩み始める──。
ストーリーがありそうでないんだね。片腕の椅子男、切断された腕を自ら縫い付けるダンサーの妻(ナイトメアのサリーですか
)異形の者への愛ってのは少し感じる。MANは何故、星になったのかな?意味を考えることは無意味だと思いながらも考えちゃった。

「ザ・へッドレス・ホースマン」 2001/11分/カラー
ウロ・ピッコフ
グランドキャニオンに住む孤独で残忍な"ヘッドレス・ホースマン(頭のない騎手)"の物語。ある日、月を自分の頭にしようとするのだが──。ウロ・ピッコフのファンキーなグラフィックもみどころ。
渦巻き模様のバックでピラミッドを作る牛さんたちが可愛い。
あんまり可愛いので口蹄疫で殺処分になっていく牛さんたちが可哀想になった。
西部らしき街の人々(皆、面相が片ちんばでグロテスク=可愛い
)がソンブレロを脱ぐと頭部から得体の知れない緑の物質が湧き上がる???

「ガブリエラ・フェッリなしの人生」 2008/43分/カラー
プリート・パルン、オルガ・パルン
愛、鍵のかかったドア、顔のない泥棒、傷ついたコウノトリ、壊れたコンピューターとバーチャル娼婦、あらゆる人物が絶妙に交錯しながら描き出される人生の憂いと儚さ──。
昨年見逃した作品。昨年上映時のタイトルは「ガブリエラ・フェッリのいない生活」でした。
昨年のチラシイラストからとても見てみたかった作品。
やっぱり、モノクロを基調にしたポイントカラーの絵がとても魅力的。
画面に終始ゴミのようなものが映っていてそれが人肌のシミのように見え妙なエロティックさを醸し出す。
四指の夫婦の密着愛撫。視覚から訴える触覚。
引き換え、壁に後頭部を打ち続ける人形(子供?)のキャラが苛立つ。
不安感を憶え、実に嫌な気分にさせる。後頭部深川ってシャレがあったけど(左談次)これはエストニアだかんなぁ。
顔のない泥棒の登場によって、次に何が起きるのかスリリングな展開に吸い寄せられる。
窓の外に追い出された夫が建物をクライミングしている情景。傷ついたコウノトリが飛んできて建物の向こう側へ消える。繰り返されるこのシーンが印象的で好き。
ただ、後半登場人物が増え(怪しいエージェント風な4人組とか)シュールな中にも維持されていたまとまりが散漫になり冗長な印象。
20分くらいの2作品に分けることもできそう。
何度も何度も繰り返し見るとまた、違った発見ができて面白そう。DVD欲しい・・・
ガブリエリ・フェッリとは作品中に出てくるCDのアーティストなんですと。
Gabriella Ferri - Sempre
それにしてもエストニアのアニメーションって皆、こういったシュールなものばかりなの?
ラピュタ阿佐ヶ谷

「エストニア作品集」

「ヴィオラ」 1999/12分/カラー
プリート・テンダー
哀しみの海にある離れ小島での日常。「MAN」の形のヴァイオリニストはダンサーの妻と悲喜劇的なショーを演じる。その時、片手の椅子男はより慈悲深い未来へと歩み始める──。
ストーリーがありそうでないんだね。片腕の椅子男、切断された腕を自ら縫い付けるダンサーの妻(ナイトメアのサリーですか



「ザ・へッドレス・ホースマン」 2001/11分/カラー
ウロ・ピッコフ
グランドキャニオンに住む孤独で残忍な"ヘッドレス・ホースマン(頭のない騎手)"の物語。ある日、月を自分の頭にしようとするのだが──。ウロ・ピッコフのファンキーなグラフィックもみどころ。
渦巻き模様のバックでピラミッドを作る牛さんたちが可愛い。

あんまり可愛いので口蹄疫で殺処分になっていく牛さんたちが可哀想になった。

西部らしき街の人々(皆、面相が片ちんばでグロテスク=可愛い



「ガブリエラ・フェッリなしの人生」 2008/43分/カラー
プリート・パルン、オルガ・パルン
愛、鍵のかかったドア、顔のない泥棒、傷ついたコウノトリ、壊れたコンピューターとバーチャル娼婦、あらゆる人物が絶妙に交錯しながら描き出される人生の憂いと儚さ──。
昨年見逃した作品。昨年上映時のタイトルは「ガブリエラ・フェッリのいない生活」でした。

昨年のチラシイラストからとても見てみたかった作品。
やっぱり、モノクロを基調にしたポイントカラーの絵がとても魅力的。

画面に終始ゴミのようなものが映っていてそれが人肌のシミのように見え妙なエロティックさを醸し出す。

四指の夫婦の密着愛撫。視覚から訴える触覚。

引き換え、壁に後頭部を打ち続ける人形(子供?)のキャラが苛立つ。

不安感を憶え、実に嫌な気分にさせる。後頭部深川ってシャレがあったけど(左談次)これはエストニアだかんなぁ。

顔のない泥棒の登場によって、次に何が起きるのかスリリングな展開に吸い寄せられる。
窓の外に追い出された夫が建物をクライミングしている情景。傷ついたコウノトリが飛んできて建物の向こう側へ消える。繰り返されるこのシーンが印象的で好き。

ただ、後半登場人物が増え(怪しいエージェント風な4人組とか)シュールな中にも維持されていたまとまりが散漫になり冗長な印象。

20分くらいの2作品に分けることもできそう。
何度も何度も繰り返し見るとまた、違った発見ができて面白そう。DVD欲しい・・・

ガブリエリ・フェッリとは作品中に出てくるCDのアーティストなんですと。

Gabriella Ferri - Sempre
それにしてもエストニアのアニメーションって皆、こういったシュールなものばかりなの?

ラピュタ阿佐ヶ谷


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