
10月23日発売
DVD BOX もちろん買いやしないけど・・・
「蘇える金狼」1979年 東映 監督:村川透
村川透=松田雄作の最高は公開時に劇場で観た「野獣死すべし」で揺るぎない。
「蘇える金狼」も昔、テレビやレンタルで2度ほど観ている。劇場で見たいと思っていたがシネマヴェーラの東映セントラルフィルム特集では両作とも見逃してしまったのです。
レンタルDVDにて久しぶりの再々鑑賞。
あれ?やはり劇場で観なきゃダメかな。もっと優れていたように思うのだけど今一つ。
松田雄作におんぶにだっこのアクション映画の域にしか感じなかった。
当時はそこそこ大藪春彦を読んでいたんだけど、日本人で映画化するに相応しいキャストは居ないと思っていた。松田雄作だって原作の印象とはかなり乖離がある。そこのところを原作をぶち破って登場したのが松田雄作=伊達邦彦だったんだけど、これは普通に松田雄作だった。ちょっと自分の中で美化しすぎていたか?
それでも松田雄作(朝倉哲也)の普段のサラリーマンのコミカルさなどそれなりに楽しめはする。
今回は女優、風吹ジュン(永井京子)に焦点を合わせて鑑賞。
彼女の女優開眼作品ともいわれる大胆演技。
セックスシーンも去ることながら朝倉哲也に酒と薬を飲まされ朦朧とするシーンがエロい。
この人、素っ頓狂な息継ぎで歌っていたときに魅力を感じはしたものの、子供ながらに「長くは続かない人」と思っていましたので、現在のCMや好感度の熟女優ぶりを誰が想像できましたでしょう。
それにしても狸顔だ。(狸顔の女の子に「風吹ジュンに似てない?」と言うと大抵喜ばれるよね
)
ゴルフ練習場のわざとらしいほどの雄作のコミカル演技からホテルであらゆる体位で責められ虜とされる風吹ジュンまでのBGMを使った流れるような展開が素晴らしい。
大藪春彦物というのは女の描き方として、大抵映画の方がロマンチックで、この作品もそう。ラストのセンチメンタルな展開は悪くないと思う。
永井京子に刺されてから機上へ至るラストに、伊達邦彦のキャラ作りの基が見て取れる。

DVD BOX もちろん買いやしないけど・・・

「蘇える金狼」1979年 東映 監督:村川透
村川透=松田雄作の最高は公開時に劇場で観た「野獣死すべし」で揺るぎない。
「蘇える金狼」も昔、テレビやレンタルで2度ほど観ている。劇場で見たいと思っていたがシネマヴェーラの東映セントラルフィルム特集では両作とも見逃してしまったのです。

レンタルDVDにて久しぶりの再々鑑賞。
あれ?やはり劇場で観なきゃダメかな。もっと優れていたように思うのだけど今一つ。
松田雄作におんぶにだっこのアクション映画の域にしか感じなかった。

当時はそこそこ大藪春彦を読んでいたんだけど、日本人で映画化するに相応しいキャストは居ないと思っていた。松田雄作だって原作の印象とはかなり乖離がある。そこのところを原作をぶち破って登場したのが松田雄作=伊達邦彦だったんだけど、これは普通に松田雄作だった。ちょっと自分の中で美化しすぎていたか?
それでも松田雄作(朝倉哲也)の普段のサラリーマンのコミカルさなどそれなりに楽しめはする。
今回は女優、風吹ジュン(永井京子)に焦点を合わせて鑑賞。
彼女の女優開眼作品ともいわれる大胆演技。

セックスシーンも去ることながら朝倉哲也に酒と薬を飲まされ朦朧とするシーンがエロい。

この人、素っ頓狂な息継ぎで歌っていたときに魅力を感じはしたものの、子供ながらに「長くは続かない人」と思っていましたので、現在のCMや好感度の熟女優ぶりを誰が想像できましたでしょう。
それにしても狸顔だ。(狸顔の女の子に「風吹ジュンに似てない?」と言うと大抵喜ばれるよね

ゴルフ練習場のわざとらしいほどの雄作のコミカル演技からホテルであらゆる体位で責められ虜とされる風吹ジュンまでのBGMを使った流れるような展開が素晴らしい。

大藪春彦物というのは女の描き方として、大抵映画の方がロマンチックで、この作品もそう。ラストのセンチメンタルな展開は悪くないと思う。
永井京子に刺されてから機上へ至るラストに、伊達邦彦のキャラ作りの基が見て取れる。

舟倉たまきですか・・・「野獣死すべし」もまた見んとあかんなぁ。優作は実は嫌いだったんですが「野獣死すべし」で180度変わりました。