皇帝になった馬子澹(ばしたん)。
蘇錦児(そきんじ)としても、身を粉にして、馬子澹のために動いているのに、馬子澹には、王ケン(おうけん)の事しか頭にないからか、王ケンは蕭キ(しょうき)の後を追って、死んだと嘘をつきます。これを知った馬子澹は、倒れてしまいます。
王ケンを妃にしようとする賀蘭箴(がらんしん)。これに怒った忽蘭(くらん)王は、王ケンを始末しようとします。
忽蘭(くらん)には、そう、あのバカ女王倩が、賀蘭拓に嫁いでいましたよね。こうなっても、全く改心していない王倩は、王ケンの布団に、さそりを仕込みます。しかし、間一髪、賀蘭箴が、王ケンを助けます、王ケンの侍女が、王倩の侍女の動きを怪しみ、賀蘭箴に告げていたのでした。ちなみに、王ケンの侍女は、以前、王ケンが、蕭キと草原に行った時、出会っていた人だったのです。
王夙(おうしゅく)は、皇太后の殺害の密書を、宋懐恩(そうかいおん)に、見せた上で、懐柔します。王夙としても、宋懐恩の返事いかんによっては殺す気でした。
徐女官達が、王夙の元に辿り着きます。王夙は、密かに、静を顧采薇に預けます。この様子を青雲道士だけでなく、どこかの勢力も見ていました。その勢力が、静を連れ去ろうとしますが、青雲道士が始末します。