シェルティー ラン吉

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<日帰りバスツアー> 紫陽花まつり~成田山~十二橋めぐり~あやめ祭り

2017-07-02 15:22:58 | 日々のくらし@館山 (2014 ~)

2017/06/16

入梅の候、館山から千葉県内の観光スポットをめぐるバスツアーへ参加しました。

まずは、「宗吾霊堂」(そうごれいどう)の紫陽花まつりです。

 

<宗吾霊堂の由来>

江戸時代の初期、佐倉藩は国家老の暴政と重税にくるしみ、路上に餓死者もでるほどの惨状であったところ・・・

領民をすくうべく、さまざまに訴えを願いでては却下されてきた名主の「木村惣五郎」、ついに将軍への直訴を決行した結果・・・

領民はすくわれましたが、「宗吾様」は直訴の罪にとわれ、自らと息子たちの命を犠牲にしたそうです。

今もなお、東勝寺は「宗吾霊堂」として知られ、父子のお墓には香華がたえないそうです。

知りませんでした。

 

話はまったく別ですが・・・

<千葉交通株式会社さん>の会社設立100周年記念碑をみつけました

 

<千葉交通さん>は、1908年(明治41年)に創立された「成宗(せいそう)電気軌道株式会社」が前身です。

3年後の1911年(明治44年)には、トンネルを2つも完成させて、千葉県で最初の電車を開通させました。

成田山新勝寺と宗吾霊堂をむすぶチンチン電車は、多くの参拝客を乗せてにぎわうはずでした。

しかし、さまざまな経営上のトラブルや周辺住民とのあつれきに翻弄され、とうとう最後には軍からの命令によって1944年(昭和19年)に全線廃止されたとのことです。

今<千葉交通さん>は、路線バスやタクシーを中心に営業しています。

そして、かの路面電車は、2019年現在でも北海道は函館で「ハイカラ號」として活躍しているそうです。

知りませんでした。 

 

次は「成田山新勝寺」へむかいます。

とその前に昼食をいただきました。団体ツアー客用のお弁当です。

 

「成田山新勝寺」は真言宗智山派(ちさんは)のお寺で、御本尊は不動明王です。

平安朝、朱雀天皇の命で御護摩祈祷をおこない、平将門の反乱を収束させたという開山縁起があるそうです。

まもなく開基1080年をむかえます。

 

まずは、総門をくぐります。

常夜燈もずらりとならびます。

 

仁王門です。

 

仁王池のまわりには、おびただしい数のふるい石碑がみえます。

各地の個人や講からの寄付のあかしです。

 

左が大本堂です。中にあがって拝観しましたが、間口約95m、奥行約60mという広さです。

中央が三重塔です。高さは約25mあります。

 

大本堂裏手の築山には50ほどの露仏が奉安され、土台には著名人の名前もみられます。

 

二宮尊徳からも深く信仰されていたそうです。

 

以上めぐったのは、「成田山新勝寺」のほんの一部にすぎません。

江戸時代中期から末期に建てられたお堂や御門が国の重要文化財に指定されていますが、昭和・平成の時代になっても、つぎつぎと新しい建造物がつくられています。

また、成田山は社会事業にも力をいれ、児童養護施設はじめ、幼稚園から高校まで学校も経営しています。

書道美術館や仏教図書館、一周に1時間かかるという大庭園をほこる成田山公園もあります。

境内と公園をあわせた広さは22万平米もあるそうで、ピンと来ないくらいです。

知りませんでした。

 

最後に、「水郷佐原あやめパーク」へ行きました。

400品種150万本というハナショウブはみごとというしかありません。

 

さて、ハナショウブとはなんでしょう・・・

5月の菖蒲湯につかうショウブはショウブ科に属し、花はとても地味なものです。

ハナショウブは、アヤメ、カキツバタとともにアヤメ科に属し、花は人目をひきますね。

でも、ハナショウブは、アヤメ、カキツバタにくらべて開花期がおそく6月でも十分にたのしめるそうです。

生息地は、アヤメが乾燥地、カキツバタが水湿地、ハナショウブはその真ん中なんだそうです。

知りませんでした。

 

そうそう、「加藤洲十二橋めぐり」の船にも乗りました。

エンジンつきのサッパ船で、水郷のなごりを味わいます。

両岸に民家がある水路では、エンジンをきり、女船頭さんが櫓で船をすすめます。

 

と、水路なかばで、突如、お店があらわれました。

女船頭さんが船をとめて岸によせると、売り子のおばさんが客の目の前にお皿をさしだします。

なかば強制的に?お団子とドリンクを買わざるを得ない雰囲気です・・・

まさか、水郷の船上でこのようなご商売と出あおうとは・・・知りませんでした。

でも、なにかとても人間くさくて・・・笑えました。

 

梅雨の晴れ間にめぐまれた一日でした。 

そして、県内でも知らないことだらけ、と気づいた一日でした。

 


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