<お知らせ>
何らかのバグにより、8/31の日記後半から本日分までの画像が消えてしまったようです。
復旧まで時間がかかりますので、明日以降にご覧ください
<9/8 14:30追記>
復旧しました。
皆様こんばんは。
本日の対局は勝ちました。
対局はしばらく休みになりそうですが、当分は穏やかな気持ちで過ごせそうです。
帰りに日本棋院2階の売店で色々と購入しました。
そのうちレビューする予定です。
しかし、相変わらず酷い写真ですね。
スマホの背面カメラが動かず、前面カメラで頑張って撮っているのです・・・。
早く買い替えなければいけませんね。
さて、本日は三星火災杯の32強戦、最終日が行われました。
結果は小松英樹九段は残念でしたが、井山裕太九段と山下敬吾九段は見事勝利、16強戦へ進出しました。
それでは軽く振り返ってみましょう。
なお、32強戦の対局は全て幽玄の間で中継されています。
1図(井山-范蘊若1)
井山九段(黒)と范蘊若六段の対局です。
1日目は同じ組み合わせで井山九段が敗れており、色々な意味で負けられない一戦でした。
白△と打った瞬間、黒1~7と切断!
早くも決戦かと思われましたが・・・。
2図(井山-范蘊若2)
黒△まで、穏やかに分かれました。
トップクラスの棋士は非常に用心深く、簡単に形勢が傾いたりしないのですね。
お互いに相手の手を殺し合った結果、長期戦になりました。
この後は井山九段が上手く立ち回ったようで、前局の借りを返しました。
3図(山下―陳梓健1)
山下九段(黒)と陳梓健五段の対局です。
白△と腰を落として構えた場面です。
黒Aと大場に先行することも考えられますが、将来白Bあたりの打ち込みから、左方の黒への寄り付きを狙われかねないという懸念があります。
かと言って、ただ囲うだけのような手は面白くありません。
4図(山下―陳梓健2)
山下九段の選択は、黒1ツケから黒3切り!
強引に白を切断し、戦いの中で下辺一帯を大きくまとめようというのですね。
いかにも山下九段らしい、豪快な作戦です。
この後もパワーを存分に発揮し、快勝の碁だったと思います。
5図(小松―陳耀燁1)
小松九段と陳耀燁九段(黒)の対局です。
白1~3に注目してみましょう。
これは、手順を変えれば白3と空き隅を打ち、黒2と締まった時に白3と肩を衝いたのと同じことです。
そのような肩ツキはかつて呉清源九段が推奨しており、王立誠九段などが愛用していました。
しかし、黒AやBと受けられると、隅の黒を固めてしまって損だと考える棋士の方が多かったのです。
ところが、Masterの登場以来風向きが変わりました。
今ではむしろ、黒の側が肩ツキを避けている空気すら感じます。
実戦の陳九段も、かつて当たり前だった黒AやBではなく・・・。
6図(小松―陳耀燁2)
黒1と大上段に振りかぶりました!
周囲に黒石が多い状況では、このように反撃することは時々あります。
しかし、こんなに早い段階で打たれたのは初めて見たかもしれません。
黒3に白Aなら黒Bと開き、白△を大きく攻めようという作戦ですね。
実戦は白も黒の注文を避けて変化し、面白い進行になりました。
16強戦は9月25日(月)に行われるようです。
井山九段は申真諝八段(韓国)、山下九段は童夢成六段(中国)と対局します。
日本代表の世界の強豪との対局は、とても楽しみです。
何らかのバグにより、8/31の日記後半から本日分までの画像が消えてしまったようです。
復旧まで時間がかかりますので、明日以降にご覧ください
<9/8 14:30追記>
復旧しました。
皆様こんばんは。
本日の対局は勝ちました。
対局はしばらく休みになりそうですが、当分は穏やかな気持ちで過ごせそうです。
帰りに日本棋院2階の売店で色々と購入しました。
そのうちレビューする予定です。
しかし、相変わらず酷い写真ですね。
スマホの背面カメラが動かず、前面カメラで頑張って撮っているのです・・・。
早く買い替えなければいけませんね。
さて、本日は三星火災杯の32強戦、最終日が行われました。
結果は小松英樹九段は残念でしたが、井山裕太九段と山下敬吾九段は見事勝利、16強戦へ進出しました。
それでは軽く振り返ってみましょう。
なお、32強戦の対局は全て幽玄の間で中継されています。
1図(井山-范蘊若1)
井山九段(黒)と范蘊若六段の対局です。
1日目は同じ組み合わせで井山九段が敗れており、色々な意味で負けられない一戦でした。
白△と打った瞬間、黒1~7と切断!
早くも決戦かと思われましたが・・・。
2図(井山-范蘊若2)
黒△まで、穏やかに分かれました。
トップクラスの棋士は非常に用心深く、簡単に形勢が傾いたりしないのですね。
お互いに相手の手を殺し合った結果、長期戦になりました。
この後は井山九段が上手く立ち回ったようで、前局の借りを返しました。
3図(山下―陳梓健1)
山下九段(黒)と陳梓健五段の対局です。
白△と腰を落として構えた場面です。
黒Aと大場に先行することも考えられますが、将来白Bあたりの打ち込みから、左方の黒への寄り付きを狙われかねないという懸念があります。
かと言って、ただ囲うだけのような手は面白くありません。
4図(山下―陳梓健2)
山下九段の選択は、黒1ツケから黒3切り!
強引に白を切断し、戦いの中で下辺一帯を大きくまとめようというのですね。
いかにも山下九段らしい、豪快な作戦です。
この後もパワーを存分に発揮し、快勝の碁だったと思います。
5図(小松―陳耀燁1)
小松九段と陳耀燁九段(黒)の対局です。
白1~3に注目してみましょう。
これは、手順を変えれば白3と空き隅を打ち、黒2と締まった時に白3と肩を衝いたのと同じことです。
そのような肩ツキはかつて呉清源九段が推奨しており、王立誠九段などが愛用していました。
しかし、黒AやBと受けられると、隅の黒を固めてしまって損だと考える棋士の方が多かったのです。
ところが、Masterの登場以来風向きが変わりました。
今ではむしろ、黒の側が肩ツキを避けている空気すら感じます。
実戦の陳九段も、かつて当たり前だった黒AやBではなく・・・。
6図(小松―陳耀燁2)
黒1と大上段に振りかぶりました!
周囲に黒石が多い状況では、このように反撃することは時々あります。
しかし、こんなに早い段階で打たれたのは初めて見たかもしれません。
黒3に白Aなら黒Bと開き、白△を大きく攻めようという作戦ですね。
実戦は白も黒の注文を避けて変化し、面白い進行になりました。
16強戦は9月25日(月)に行われるようです。
井山九段は申真諝八段(韓国)、山下九段は童夢成六段(中国)と対局します。
日本代表の世界の強豪との対局は、とても楽しみです。