<本日の一言>
日本シリーズはソフトバンクが3連勝しましたね。
あまりの強さに、七冠時代の井山裕太棋聖を思い出してしまいました。
あの頃は相手が2勝したら上出来ぐらいの空気がありましたが、野球ではどうなるでしょうか。
皆様こんばんは。
農心杯、芝野虎丸九段(21)は残念でしたね。
棋士も応援に熱が入ったようで、Youtubeの日本棋院囲碁チャンネルは稀に見る豪華な解説陣でした。
さて、本日は第8戦の唐韋星九段(27)ー申眞ソ九段(20)戦をご紹介します。
1図(実戦)
唐九段の黒番です。
上辺白が弱いので、私ならまず白Aと安全を図りたくなります。
打っていたら、白Bと頭を出して戦うことも考えるかもしれませんが。
2図(実戦)
しかし、実戦は白1、3のツケ切り!
ゆったりと打っていた申九段ですが、ここでは激しい捌きを選びましたね。
このバランス感覚が申九段の特徴でしょうか。
確かにツケ切りは捌きの常套手段ではありますが、黒4、6の強硬手段が見えているだけに、普通は躊躇しそうです。
3図(実戦)
案の定、白×はほぼ取られたような形になりました。
かなりの大きさに見えますが、当然ながら白としても予定通りです。
4図(実戦)
白1~5まで厚くしておいて、先手を取って白7の攻めに回りました。
これで打てるとみているのですね。
色々な打ち方があるものです。
結果は白4目半勝ちでした。
これで第2ラウンドが終了し、各国が2名ずつ残る形になりました。
毎回井山九段頼みになっていたので、今回は非常に楽しみです。
そして次戦、珍しく井山九段が4番手として出場するとのことです。
普段よりのびのびと打てるのではないでしょうか。
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