<本日の一言>
呉清源杯の結果は、日本選手3人が出場して2勝1敗とまずまずの結果でした。
2回戦にはシードも含めて日本選手3名が出場します。
それにしても、謝依旻六段(30)に勝った呉依銘二段(13)は強いですね。
皆様こんばんは。
まずは永代塾囲碁サロンで開催されている会をご紹介します。
☆首藤瞬七段指導碁会☆
開催日 :毎月第1日曜日
スケジュール:13:00~14:30 多面打ち指導碁1周目
15:00~16:30 多面打ち指導碁2周目
料金(税込):6000円(サロン利用料込)
コロナの影響でお休みしていた、首藤瞬七段の定期指導碁会です。
NHK杯ベスト4などの実績がある棋士ですね。
最近は観戦記を書くことも多く、「観戦棋士」としても知られています。
指導碁会では、時間のあるときは自戦解説をしてくれることもあるようです。
サービス精神旺盛ですね。
なお、お問い合わせは永代塾囲碁サロンのホームページからお願いします。
さて、今回は9/21にSGW杯予選準決勝で鈴木歩七段(37)と打った碁を振り返りたいと思います。
某碁聖を見習い、女性の敵になる気満々で臨みました。
1図(実戦)
私の白番です。
あまりに悪手が多い碁でしたが、その中でも特に反省した場面の1つがここです。
黒1のハネに対して白2とハネ返したのは、形になずんだ大緩着でした。
黒5までと好形を作らせては、せっかくの下辺や上辺のポン抜きが泣いています。
形勢有利を意識して、安易な打ち方に走ってしまったようです。
さらに、白8が説明しようのない悪手です。
ここは当然、白Aとダメを詰めて白Bの切りを狙うのが石の形でした。
プロが500人いれば、500人全員が白Aと打つでしょう。
こんなことをやっていては、形勢がおかしくなるのも当然です。
2図(変化図)
黒1に対しては、白2のハサミツケが強手でした。
周囲が厚い白は、黒5と突き出されてもさほど痛みは感じません。
そして、前図では10目ほどあった黒地が消え、黒は命の心配をしなければならなくなっています。
攻めながら自然と黒×を飲み込める展開になりそうでした。
3図(実戦)
ただ、その後黒にポカが出て、再びチャンスがきていたのですが・・・。
ここで黒1に対して、白2とハネたのがひどい寄り道でした。
幸便に黒3の当てを利かされ、中央が綺麗に止まらなくなってしまいました。
白Aの押さえは、黒Bと切られて困ります。
4図(変化図)
黒1には、当然白2と押さえる一手でした。
黒3には、白4のつなぎが冷静で全く問題ありません。
黒5と抜かれると、白Aなどが利かなくなるので黒地が増えますが、そんなことは些事にすぎませんでした。
白石の姿が美しく、これなら勝てそうでした。
能力不足によるミスは仕方ありませんが、情けない手だけは打ちたくないものです。
とにかく反省の多い一局でした。
ちなみに、本当に女性の敵になったのは小県九段でした(笑)。
☆各所で指導碁を行っています。皆様のお越しをお待ちしています。
日本棋院有楽町囲碁センター・・・JR有楽町駅前の交通会館9Fです。毎月1回、指導碁当番を担当しています。次の担当日は9/11(金)です。
永代塾囲碁サロン・・・武蔵小杉駅徒歩5分です。今後の活動拠点となります。
白石囲碁教室・・・2020年6月末に閉鎖しました。現在は永代塾囲碁サロンでの指導碁情報をお知らせするページになっています。
上達の約束・・・上達の約束は、お客様の都合に合った会場を選べる回数制のレッスンを行っています。五反田会場は閉鎖しました。
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