<本日の一言>
明日は有楽町囲碁センターにて指導碁を行います。
皆様のお越しをお待ちしております。
皆様こんばんは。
木曜日は日本棋院棋士の公式対局日です。
本日も多くの対局が日本棋院ネット対局幽玄の間にて中継されました。
今回は趙治勲名誉名人(63)と平田智也七段(25)の対局をご紹介しましょう。
1図(テーマ図)
趙名誉名人の黒番です。
黒1に対して、白2~6と強襲!
これは黒×がピンチか!?
2図(実戦)
と思ったら、白1と転戦しました。
黒も平然と受けていますが、これは一体・・・?
3図(変化図)
白1には、黒2という手筋がありました。
少し前にも同じ手筋をご紹介しましたね。
黒Aと隅に脱出する手、黒Bの放り込みで白×の眼を取ってコウ争いに持ち込む手を見合いにしています。
白がこのコウに負けると、白×が死んでしまううえ、白1が無駄手になってしまいます。
なるほど、確かにこのコウは白も容易に仕掛けられませんね。
4図(変化図)
かと言って、その手筋を防いで白1と打っても、黒を取れるわけではありません。
黒2が黒Aからの切断をみて先手になるので、黒4まで脱出されてしまいます。
こうなると、今度は白1が無駄手になってしまいますね。
そんな事情があり、この部分はずっと放置されていました。
優雅な白鳥も、水面下では激しく足をばたつかせている・・・。
という有名なガセネタがありますが、棋士の碁はまさに水面下の努力によって成り立っています。
それが棋士の碁の難しいところであり、面白いところでもありますね。
☆各所で指導碁を行っています。皆様のお越しをお待ちしています。
永代塾囲碁サロン・・・武蔵小杉駅徒歩5分です。毎月第2土曜日に講座と指導碁を行っています。
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