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自転車のマナー

2010-04-30 | マナー/疑問

GF-1 / LUMIX G 20mm F1.7 ASPH.

欧米のように白黒ハッキリさせる国柄とは異なり、
日本は「曖昧」「まぁまぁ」という習性があります。
それが良い部分もありますが、悪い部分があります。
自転車の交通ルールもその1つでしょう。

自転車のマナーの悪さ、交通ルールを無視した実態を、
番組の情報特集などで幾度か視たことがあります。
実際にこの目で見ることもとても多い日常です。
多くの人がこの実態を知っていて、自転車に猛スピードで衝突され、
重傷、死亡する人が相当数いるにも関わらず、国は見て見ぬふり。



道路交通法で自転車は軽車両とされています。
車両=車輪で走るもの。
運転する人は車両の交通規則を厳守する義務があります。
しかし自転車の免許なんてありません。
交通ルールなんて何も知らなくても乗れてしまい、
どんな乗り方をしても、何の規制も罰則もない無法地帯。
メールしながら、ケータイで話しながら、傘をさしながら、
二人乗り、三人乗り、後ろを確認せず思い立ったらすぐ車道に飛び出す、
左側を走らずに右側車線を逆走・・なんて当たり前の光景。

それはさて置き、まず真っ先に明確にすべきこと。
「自転車はどこを走るのが正しいのか」
平成19年7月10日に警視庁交通対策本部決定「自転車安全利用五則」
1.2.3だけ取り上げると、
1.自転車は、車道が原則、歩道は例外
2.車道は左側を通行
3.歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行
詳しくは自転車の安全利用の推進(警視庁)

原則、例外、優先、・・曖昧中の曖昧な言葉。



日常の光景では、
自転車が歩道を猛スピードで走り、人が邪魔であればベルを鳴らす。
ベルを鳴らすのはまだマシで、無言で人の間をスピードを落とさずにすり抜ける。

標識がある道・・自転車専用標識、自転車及び歩行者専用標識、歩行者専用標識。
そんな区別おかまいなし。

広い歩道では、自転車専用道と歩行者専用道に分かれている道がありますが、
自転車が歩行者専用を走り、歩行者が自転車専用を歩いている。



原則、例外、優先など無くし、
自転車はどんなに危険でも車道を走ること。
危険と感じる場合は、自転車を降りて歩道を歩くこと。
このことを明確にすることで、やっと歩道の認識が芽生えます。
自転車が自動車に巻き込まれる事故が増えるでしょう。
しかし、自転車に巻き込まれる歩行者の事故が無くなります。
すると自転車が安全に走るにはどうしたらいいか?という発想となり、
歩道を自転車と歩行者で分離する道が増え、認識もされます。
自動車を運転する側もスピードを落として走る人が増えます。
実際には分離道にできない幅の狭い道のほうが圧倒的に多いです。
すると次に自転車に乗る人のルールと責任を明確にする動きとなります。
自転車の年代別による運転免許制度、自転車のナンバー制度。
そうすると駅前の放置駐輪も規制できます。



自動車は運転免許を取得して乗れますが、交通ルールを守らない人が多いのが事実。
交差点でよく見る、警察署で映像として監視できるライブカメラが。
これを至る箇所に設置し、ナンバーから運転者を照合し罰金1万円の督促状。
無視したら拘留逮捕。
そのくらいのことをしなければ事故は無くならない。

こんなことを地方自治体がやれるわけがない。
なんとか条例、っていうのをよく聞くけど、全く無意味、
ポスターの無駄、税金の無駄。
国土交通大臣が国民に説明し、協力して制度を作り上げるべきです。
免許取得料、更新料、ナンバー取得料・・それらを税収として徴収し、
道の整備と、大借金国家予算の補填に当てればいい。

世の中には2種類が存在します。
ルールを守る人、守らない人。
ルールを知っている人、知らない人。

多くの人が歩道を歩き、後ろから自転車に猛スピードで追突され、
大怪我、死亡しています。
いつ巻き込まれるかもしれない日常の光景。
総理大臣、国土交通大臣、警視総監、警察庁長官、都道府県の長の皆さん。
一刻も早く、問題に対処して頂くことを願います。