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エスカレーターのマナー

2010-04-07 | マナー/疑問

GF-1 / LUMIX G 20mm F1.7 ASPH.

いつも思います。なぜ日本人はせっかちに歩くのでしょう。
特に通勤時のエスカレーターの光景。
左側は歩かない人、右側は歩く人?
危険なエスカレーターということでこれまで報道番組で特集も組まれています。
エスカレーターは二人が並んで止まったまま移動するものです。
それを想定した上であの幅になっています。
歩くことを想定した幅にはなっていません。



多くの場合、左側に少し列をなして乗ろうとしている光景を目にします。
右側は歩く人。
上りの場合はゆっくりですが、下りの場合は勢いよく駆け下りている人も多いです。
親が子供と並ぶこともできず、スーツケースを横に置くことはできません。
バックや手荷物を右側に持っていれば歩く人がぶつかります。
もし右側に乗って止まっている人がいたりしたら、
イライラしながら「スミマセン」と言って左側にどかします。
言葉にせずとも靴音を大きくして歩いてきて、その結果左側にどかします。
舌打ちをしながら不機嫌なオーラを後ろから発したり。



東京駅の京葉線ホームへ続くエスカレーターなんて本当に長い。
左列に並ぶ時間が無駄だから右側を歩こうとする。
皆の概念として右側は急いでいる人用に空けるのが常識と勘違いしています。
以前は歩くことを止めるようにアナウンスしていました。
いつの間にか「お急ぎの方の為に右側をお空けください」とさえ表示しています。
なんか矛盾しています。
階段がないエレベーターだけの場合は、右側を空けるというのが国際マナーとしてあります。
あくまでも階段がない場所に限ります。
横に階段があるにも関わらず、歩き、駆け下りる人。
たまに駆け下りている途中で躓いて大怪我をする人もいるでしょう。
自分だけが怪我をするなら自己責任ですが、巻き沿いとなる人がいます。
大きな靴音、どけよという意思表示のスミマセンという言葉、舌打ち・・
そのような人は階段を使うべきです。
常識がないと責めているつもりが、自分が間違った常識でいることに気付いていません。



京葉線へ続くところへは移動エスカレーターがあります。
できたばかりの頃は「歩く歩道」という名前で呼ばれていたと記憶しています。
今はどんなにそこが混雑していても「走る歩道」を目にします。
人の間をすり抜けて急ぎ走ります。
横に通路があるのに何故そのようなことをするのでしょうか。
前に人がいて詰まっていると、後ろからイライラオーラを出しまくっています。
JRなどが曖昧だからということもあります。
危険、禁止、間違い、ということをハッキリ利用者に認識させる必要があります。
周知や条例という意味のないことではなく、
一番いいのは政府が国民に呼びかけるのがいいと思います。
公共CMでハッキリとNO!と伝えるのがいい。



マナーとはお互いが気持ちよく生きる為のコミュニケーション。