徒然幸せ日記

作者が日常の生活で見たこと、感じたこと、感動したこと!を書いています。
特に、「幸せ」とは何かについて考えています。

立行司・式守伊之助氏の真剣勝負(プロフェッショナルを見て)

2017-11-08 20:28:29 | ひと
この前のNHKプロフェッショナルで相撲の裏方としての行司さんの最高位である立行司を務める第40代「式守伊之助」氏のことを取り上げていた。
(NHKのWEBより)

NHKのHPによると、次のように紹介されている。

江戸時代から250年受け継がれてきた行司の名跡・式守伊之助、その四十代目。44人いる行司には8つの階級がある。序ノ口から始まり番付の最高位が立行司。そこに並ぶ名が木村庄之助(空位)と式守伊之助の二人。現在、伊之助は結びと結びの前、二つの取組を裁く。
行司のつとめは、力士を立ち合わせ、勝敗を判定すること。経験に裏打ちされた正確な判断と素早い裁きが伊之助をこの地位に押し上げた。
その凄みの象徴が、どちらが勝ったのか判断がきわどい“同体”と見まがう一番だ。「やっぱり一瞬のひらめきというか、自分の見たとおりを信じて上げるしかないでしょうね。それに極まりますね。それを一瞬でも早くお客さんに知らせるのが行司の仕事だと。
行司の場合はとにかく他の社会の審判と違って土俵に上がれば裁いてるようで我々も裁かれてるわけですからですね。同じように競技してるわけですから、やっぱりそれはお相撲さんの負けと一緒で見間違えというのはやっぱり行司の負けでしょうね。行司もやっぱり、その相撲を見るということに対して闘っているわけですからですね」

以下は私の感想。

立行司は、その脇に「真剣」を差している。それは、もし、差し違えたら切腹ものという意味らしい。
番組で放送していたが、土俵際で「かかと」が先に出ていたかどうかを判定するのは無理とも言えるものだ。そして、その式守伊之助氏が「差違え」を続けて起こしてしまい、進退を伺った時のことも流していた。
当時の北の湖理事長は「3日間の出場停止」を命じる。
式守氏はその間、辞めようという強い思いにかられるが、頭を冷やして復帰する。
そして、その後は見事に立ち直る。

己の強い信念で裁く行司と裁かれる力士。
でも、裁く方には凄い責任が伴う。
その表情は「真剣」そのものだった。
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